2018年11月9日付
吟醸酒で木村酒造最優秀
 
東北清酒鑑評会
 
県内からの優等賞以上は減少

 仙台国税局は9日、30年東北清酒鑑評会の審査結果を公表した。県内からは吟醸酒の部で木村酒造(湯沢市、米山忠行社長)が最優秀賞を射止めたほか、2蔵元が評価員特別賞、4蔵元が優等賞。また、純米酒の部で1蔵元が評価員特別賞、9蔵元が優等賞をそれぞれ獲得した。

 今鑑評会には、吟醸酒の部に138蔵元(前年133蔵元)が231点(同258点)、純米酒の部に123蔵元(同127蔵元)が157点(同127点)を出品。うち県内からは、吟醸酒の部に26蔵元(同25蔵元)が42点(同50点)、純米酒の部に24蔵元(同23蔵元)が34点(同23点)をそれぞれ出品した。

 東北産清酒のインバウンド(訪日外国人客)消費や輸出のさらなる促進に役立てようと、今回初めて品質評価員に外国人2人を加え、日本語のほか英文の賞状を授与したほか、最優秀賞と評価員特別賞の各品質評価には英文のコメントも付記。

 品質評価の結果、今回は吟醸酒の部で49蔵元、純米酒の部で42蔵元が最優秀賞、評価員特別賞、優等賞のいずれかに選ばれた。うち本県は12蔵元、計21点が優等賞以上を得たが、前年に比べて5蔵元、8点減少した。本県の受賞数は前年まで2年連続東北1位だったが、今回は山形と並んで2位だった。秋田北地方の蔵元の受賞は皆無。

 吟醸酒の部で最優秀賞を射止めた木村酒造は、25年に同賞が新設されて以来県内初の最高位獲得。外国人審査員のジョン・ゴントナー氏(SAKE.WORLD Inc)は「バニラと柑橘系の香りで、香味がよく調和している。豊かな風味に続き、心地よい甘味と収斂味が余韻として感じられる」、フィリップ・ハーパー氏(木下酒造)は「若い木とアニスを思わせる、爽やかですっきりした香り。口に含むと辛口の爽快な風味が押し寄せ、最後はナッツ風味の辛めの余韻で締めくくられる」と絶賛した。県内蔵元の各受賞は次のとおり。( )は代表銘柄。 
(午後5時半)

<吟醸酒の部>

○最優秀賞=木村酒造(福小町)

○評価員特別賞=阿櫻酒造(阿櫻)、齋彌酒造店(雪の茅舎 花朝月夕)

○優等賞=秋田酒類製造/御所野蔵(清水)、新政酒造(新政)、天寿酒造(天寿)、秋田銘醸(爛漫)

<純米酒の部>

○評価員特別賞=齋彌酒造店(雪の茅舎 聴雪)

○優等賞=秋田酒造(酔楽天)、秋田酒類製造/御所野蔵(清水)、新政酒造(新政)、福禄寿酒造(一白水成)、浅舞酒造(天の戸)、天寿酒造(天寿)、飛良泉本舗(飛良泉)、木村酒造(福小町)、刈穂酒造(刈穂)