2018年11月6日付
高齢者交通死亡事故多発注意報を発令

県が10日までの5日間 

5日に3人の高齢者死亡

 5日に県内で3件の高齢者交通死亡事故が発生した事態を重くみた県は6日午後、高齢者交通死亡事故多発注意報を発令した。3月、6月、8月に続いて今年4回目で、期間は10日までの5日間。今年の県内交通事故死者数は5日現在で40人に達しようとしており、年計で65年ぶりに30人以下を実現した前年から暗転している。

 県内で5日に発生した高齢者の交通死亡事故は、井川町浜井川地内の町道で午前6時35分ごろ、近くに住む藤田ウメノさん(93)が軽トラックにはねられ、搬送先の病院で約3時間後に死亡。酒気帯び運転の疑いで五城目署は、軽トラックを運転していた同町の会社員八柳茂樹容疑者(45)を現行犯逮捕した。

 また、湯沢市高松地内の県道で午後5時45分ごろ、同市に住むアルバイト高橋聡さん(66)の軽トラックが道路から3メートル下のコンクリート製円形水路に衝突し、搬送先の病院で約1時間15分後に死亡。

 さらに、大館市根下戸新町の国道7号で午後8時40分ごろ、近くに住む無職工藤弘子さん(76)が道路を横断中、乗用車にはねられ、搬送先の病院で約2時間後に死亡した。

 「今年の県内は交通死亡事故が多発しており、高齢者の割合も高い状態で推移している」と県。このため、日暮れが早まるこの時期、運転者は時間にゆとりを持ち、スピードを控えて早めのライト点灯とハイビームを活用するなど安全運転を心がけるよう喚起。

 また、歩行者に対しては、道路横断の際に左右の安全を確認し、早朝や夕方以降の外出時には明るく見えやすい色の服装や反射材の着用を心がけるよう促している。

 今年の県内交通事故死者数は5日現在で前年同日比18人、85.7%増の39人と、40人目前。年計で65年ぶりに30人以下を実現した前年(30人)をもすでに9人上回り、2年ぶりの40人超えはほぼ確実な情勢となっている。(午後5時半)