2018年9月10日付
「具体的説明強く求める」
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知事説明でイージス・アショア問題に触れる佐竹知事
地上イージス問題で佐竹知事

9月定例県議会始まる

 9月定例県議会が10日、開会した。知事説明に立った佐竹敬久知事は、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」問題に触れ、住宅地に近い新屋演習場が配備候補地とされていることに懸念をいだいていることをあらためて強調するとともに、「地元秋田市の意向を十分に踏まえながら調査の内容や結果について詳細な情報の提供と科学的根拠に基づいた具体的、合理的な説明を行うよう強く求めていく」と、これまでの考えを繰り返した。イージス・アショア問題についての知事説明全文は次のとおり。 (午前11時)

 7月23日に防衛省の職員が本県を訪れ、先に小野寺防衛大臣宛に提出した質問状に対する回答について説明があり、その際、候補地を防衛省、自衛隊所有の土地に限定することなく、他の国有地についても配備が可能かどうか検討することを要請し、文書による回答を求めていた。

 これに対し、先月27日に防衛省の職員が再度来県し、新屋演習場が不適との結論に至る場合に備えて県内やその周辺の公営地についても配備候補地として検討することや、警備体制についてはシステムの運用に携わる要員200人程度を配置すること、定期旅客機をはじめとする航空機への影響については電波照射により計器に異常をきたすことはないと考えていること、また、さまざまな疑問に詳細かつ具体的に答えるためにも地質、測量、電波調査等の各種調査に着手したいなどの説明があった。

 調査に関してはいったん延期したものの、今回は国がみずからの権限と責任をもって行うという強い意志が感じられ、また、各種調査をしなければ住民へ十分な説明をできないことも事実であり、その実施は致し方ないと考えているが、私からは市街地や海岸線に建設する新屋演習場において十分な保護距離や緩衝地帯が取れるかどうかについても調査し、これらが確保できない場合は代替措置を検討すること、物理的工事や住民の理解が得られない限り着手しないこと、防衛省、自衛隊所有の土地以外の国有地も幅広く調査を行うことについて強く申し入れを行った。

 現段階においては、多くの地域住民と同様、私自身も住宅地に近い新屋演習場が配備候補地とされていることに対して懸念をいだいており、今後国に対し、地元秋田市の意向を十分に踏まえながら調査の内容や結果について詳細な情報の提供と科学的根拠に基づいた具体的、合理的な説明を行うよう強く求めていく。   前の関係記事