2018年8月10日付
秋田北地方は80.9%

汚水処理人口普及率

鹿角市、依然県内最低

 本県の汚水処理人口普及率は、全国平均を下回る状態が続いている。国土交通、農林水産、環境の3省が10日公表した29年度末現在の同普及状況で示されたもの。秋田北地方は上小阿仁村を除いて軒並み県平均を下回り、中でも鹿角市は県内最低の60%台に甘んじている。

 同3省はそれぞれ所管する下水道(国交省)、農業集落排水施設等(農水省)、合併処理浄化槽等(環境省)の汚水処理施設の普及状況を合同で調査し、人口で表した統一的な指標である汚水処理人口普及率を毎年公表。

 29年度末現在の汚水処理施設の処理人口は、全国計で前年度比39万8,000人、0.3%増の1億1,571万2,000人。これを総人口(1億2,732万3,000人)に対する割合でみた汚水処理人口普及率は90.9%で、平成8年の調査開始以来初めて90%を超えた前年度を0.5ポイント上回った。

 反面、未だに約1,200万人が汚水処理施設を利用できない状況にあり、とりわけ人口5万人未満の市町村の同普及率は79.4%(前年度78.3%)と、80%にも達していない。

 県内25市町村の平均普及率は、前年度から0.6ポイント上昇して86.7%となった。全国平均を4.2ポイント下回り、47都道府県中24位(前年度25位)とほぼ中間順位。

 東北6県の最高は山形の91.8%(前年度91.2%)で、以下、宮城の91.2%(同90.6%)、本県の86.7%(同86.1%)、福島の82.6%(同81.8%)=震災の影響により8町村で調査不能=、岩手の80.8%(同79.8%)、青森の79%(同78.1%)と続いた。全国最高は東京の99.8%(前年度と変わらず)で、最低は初めて60%を超えた徳島の60.4%(同58.9%)。

 県内25市町村の過去3年間の汚水処理人口普及率推移は下表のとおりだが、うち29年度の秋田北地方は大館市が80.2%(前年度と変わらず)、鹿角市が63%(同62%)、北秋田市が82.1%(同81.8%)、小坂町が82.2%(同79.1%)、上小阿仁村が97%(前年度と変わらず)。

 同5市町村の平均は前年度の80%から80.9%に上昇したものの、全国平均を10ポイント(前年度10.4ポイント)、県平均を5.8ポイント(同6.1ポイント)それぞれ下回った。上小阿仁村が県内8番目に高い一方、鹿角市が63%と最低を抜け出せずにいる。

  なお、下水道、農業集落排水施設等、浄化槽、コミュニティ・プラントの各処理施設のうち下水道を利用できる人口は全国計で1億31万人となり、初めて1億人を突破した。うち県内は65万人で、普及率は全国平均を14.2ポイント下回る64.8%。 (午後5時)

29年度末
28年度末
27年度末
180810P.JPG - 102,032BYTES 170824AP.JPG - 101,484BYTES 170824AP2.JPG - 106,252BYTES