2018年7月10日付
見納めの時期に
 
芝谷地湿原のノハナショウブ

あでやかな紫色放つ

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今季の見納めを迎えているノハナショウブ(10日午前9時ごろ)

 国の天然記念物指定を受けて82年目を迎える大館市の芝谷地湿原植物群落のノハナショウブが、今シーズンの見納めを迎えている。 

 同市の中心街から青森県へ通ずる国道7号沿いの低地にある芝谷地湿原には、約14ヘクタールの中にタヌキモやモウセンゴケ、ミミカキグサなどの食虫植物をはじめ、チゴユリ、サワギキョウ、レンゲツツジなどの貴重な湿原植物が群生。

 学術的にも価値が高いことから、昭和11年(1936年)に国の天然記念物指定を受けた。とりわけノハナショウブの群生は全国的にも珍しく、色鮮やかな紫が散策者などに愛されている。

 10日の大館市は、日中は一時雨が降ったもののほぼ曇天模様。最高気温は28.4度で、真夏日だった前日(30.5度)より、いくぶんながら過ごしやすい1日となった。

 同湿原のノハナショウブは今季最後の紫色を際立たせているものの、枯れ始めている花びらも見られ、散策に訪れた市民からは「この花が終わると、いよいよ夏本番」との声も聞かれた。(午後5時)

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