2018年7月9日付
統計開始以来最少タイ

上半期の県内倒産件数

負債総額、5年ぶり50億円超え

 今年上半期の県内倒産は件数が統計開始以来最少タイだった反面、負債総額は5年ぶりに50億円を超え、過去10年間の同期で4番目に多かった。東京商工リサーチが9日公表した上半期の全国企業倒産状況で示されたもの。

 上半期の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は件数が前年同期比2.7%、119件減の4,148件、負債総額が同66.2%、1兆4,638億3,500万円減の7,466億300万円だった。

 うち件数は、上半期としては9年連続で前年を下回り、平成2年(2,948件)以来28年ぶりの低水準。ただ、都道府県別では前年同期を上回ったのが22府県なのに対して下回ったのは18都道府県にとどまり、地区別でも全国9地区の過半数を占める5地区(東北、中部、近畿、四国、九州)が前年同期を上回った。

 一方、産業別では10産業のうち7産業が前年同期を下回った。とはいえ、サービス業他(前年同期比0.1%増)が3年連続で増加したほか、小売業(同0.5%増)も上半期としては平成19年以来11年ぶりに増加。このため「個人消費関連業種を中心に、今後の推移が注目される」とした。

 負債総額は、上半期としては平成2年(7,274億5,100万円)以来の低水準。負債10億円以上の大型倒産が90件で、28年ぶりに100件下回ったことなどが影響した。

 本県の倒産件数は前年同期比25.8%、8件減の23件。上半期としては3年ぶりに減少し、昭和46年の統計開始以来、同50年と並んで最も少ない。東北6県の中では岩手の16件に次いで少なく、全国では山梨と並んで少ない方から12番目。

 これに対し、負債総額は70億600万円にのぼり、過去10年間で最少だった前年(24億7,600万円)の3倍近くに膨らんだ。同期としては3年ぶりに増加し、25年(55億3,200万円)以来5年ぶりに50億円を突破。ちなみに、同10年間の最多は24年の212億9,600万円で、以下、21年の157億7,000万円、23年の90億1,400万円と続き、今年は4番目。(午後4時半)