2018年7月7日付
前年水質を維持

秋田北地方側の米代川

能代市側、わずかに悪化

 秋田北地方を含む県北地域と深いかかわりをもつ1級河川、米代川は同地方側で前年の水質を維持したのに対し、能代市側でわずかながら悪化した。国土交通省が6日公表した29年1級河川の水質現況で示されたもの。県内の同河川のうち雄物川水系の玉川は、2年連続で「水質が最も良好な河川」とされた。

 同省は、昭和33年(東北は同35年)から1級河川(国土交通大臣管理区間)で水質調査を実施。同省東北地方整備局が作成した29年調査結果のうち県内の状況は下表のとおりだが、県北の米代川は川の汚れの程度を測る代表的な尺度、BOD(生物化学的酸素要求量)が大館市十二所と新真中橋で各0.6(前年と変わらず)、北秋田市鷹巣で0.7(同)、能代市二ツ井町で0.7(前年0.6)、同市能代で0.7(同0.6)と、秋田北地方側で前年水準を維持したものの、能代市側でわずかながら悪化。それでも、能代市の2地点はともに0.9だった27年ほどの水準には戻っていない。

 東北では、阿武隈川水系荒川(福島県)が8年連続、雄物川水系玉川(本県)が2年連続、最上川水系鮭川(山形県)が新たに「水質が最も良好な河川」となった。

 同省東北地方整備局は、今発表に伴って米代川の「地域と連携した水環境向上への取り組み」をコラムで紹介。米代川の環境を守る会による同川流域の一斉清掃、沿川3市長(大館市、北秋田市、能代市の各市長)も参加して実施した合同船上巡視による河川環境の状況確認、能代市二ツ井町にアザラシ「ヨネちゃん」出現(今年1月)の3点を、それぞれ写真付で詳しく紹介した。

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