2018年7月5日付
降雨観測精度向上へ
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高性能化した雨量計設置の鷹巣出張所(左)と同雨量計設置前の同出張所
国交省鷹巣出張所

XバンドMPレーダ雨量計設置

 大雨やゲリラ豪雨などの全国的な多発に伴って水害や土砂災害が深刻化する中、国土交通省は北秋田市綴子地内の鷹巣出張所に「XバンドMPレーダ雨量計」を設置した。これにより、「XRAIN」=エックスレイン=と呼ばれるリアルタイム降雨観測システムの観測精度が秋田、青森、岩手の計3県で向上し、防災活動などに一層役立つと期待されている。9日に同情報のインターネット配信を開始する予定。

 増加する集中豪雨や局地的な大雨による水害、土砂災害などに対し、適切な避難行動や施設管理の防災活動などに役立てるために同省は、既存のCバンドレーダ雨量計を高性能化し、XバンドMPレーダ雨量計と組み合せたXRAINの配信エリアを全国に順次拡大している。

 両雨量計の特性は下表のとおりだが、それぞれ持ち味が異なる両雨量計を組み合わせることで機能性を一層高めることができる。ちなみに、Cバンドレーダは空間解像度が1キロ、配信間隔が5分なのに対し、XバンドMPレーダは同解像度を250メートル、同間隔を1分に縮小できるため、高分解能・高頻度でほぼリアルタイムな雨量情報の提供が可能に。

 28年にCバンドレーダ雨量計の供用を開始した同省鷹巣出張所は、新たにXバンドMPレーダ雨量計が稼働することで本県(同省が管理する1級河川の米代川、雄物川)、青森(同岩木川、馬淵川)、岩手(同北上川)の計3県で観測精度が向上する。

 インターネットでの配信開始は、9日午後6時の予定。同省は「降雨等により、配信日が前後する場合や作業を延期する場合がある。延期する場合は、川の防災情報で知らせる」という。(午前零時)

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