2018年6月27日付
クマ出没警報発令

県が注意報を格上げ

国有林での死亡事例重視

 県は26日、ツキノワグマ出没に関する注意報を警報に格上げした。クマの目撃件数が昨年以上にのぼることや、23日に仙北市田沢湖玉川字渋黒沢の国有林で遺体が見つかった秋田市の男性(78)は、クマに襲われて死亡した可能性があることによるもの。警報発令期間は、8月31日までとした。

 4月から今月25日までの県内のクマ目撃件数は、過去最多だった前年の同期を53件、15.3%上回る399件。また、これまでに4人がクマに襲われて負傷したのに加え、23日に同国有林で見つかった遺体には大型動物による噛み傷などが残っていたことから、司法解剖を経てクマに襲われた可能性があると仙北署はみている。

 こうした事態を受けて25日には仙北市で県、警察、市による緊急対策会議を開いており、翌26日に県は4月に発令した注意報を警報に切り替えた。注意報、警報の制度は一昨年新設したもので、今年で3年目。

 「玉川温泉から鹿角市との境界までの、国道341号線沿いの国有林への入山を自粛するよう強く要請する。危険なクマがいる可能性が否定できない。国道脇に駐車し、入山しないで」と、県は呼びかけている。 (午前零時)