秋田北地方の5月気象 18日の大雨が主因 気象庁が1日まとめた5月の気象統計のうち秋田北地方主要3地点(大館、鹿角、鷹巣)の状況によると、県内に大きな被害を及ぼした18日の大雨を主因に鹿角の月降水量は同月の観測史上最多タイ、鷹巣(北秋田市)は同2番目、大館は同3番目の多さだった。18日は、日降水量としては3地点とも同月の観測史上新記録。 <大館> 月降水量は平年比102.8ミリ、81.1%増の229.5ミリにのぼり、昭和57年の261ミリ、平成9年の232ミリに続いて5月の観測史上3番目に多かった。日別で最も多いのは18日の125ミリ。同日だけで月全体の過半数を占め、同月の観測史上ではそれまでの最多だった昭和57年5月13日を9ミリ上回り、記録を更新した。月平均気温は平年を0.9度上回る14.7度、月間日照時間は同1.4時間下回る172.6時間。 <鹿角> 月降水量は平年比119.7ミリ、126.9%増の214ミリにのぼり、昭和57年と並んで5月の観測史上最も多かった。うち18日は113ミリを記録し、同日だけで月全体の過半数を占めた。同月の観測史上では、それまでの最多だった昭和57年5月13日を7ミリ上回って記録を更新。月平均気温は平年を0.8度上回る13.8度、月間日照時間は同0.8時間下回る181.3時間。 <鷹巣> 月降水量は平年比103.7ミリ、82.1%増の230ミリにのぼり、昭和57年の253ミリに次いで5月の観測史上2番目に多かった。うち18日は116ミリを記録し、同日だけで月全体の半分近くを占めた。同月の観測史上では、それまでの最多だった昭和57年5月13日を25ミリ上回って記録を更新。月平均気温は平年を0.9度上回る14.6度、月間日照時間は同5.9時間下回る173.4時間。 (午前零時)
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