2018年6月1日付
3年連続全国最悪

本県、自殺による死亡率

29年人口動態統計

 本県の自殺による死亡率は8年ぶりに悪化し、3年連続で全国最悪だった。厚生労働省が1日公表した29年人口動態統計(概数)で示されたもの。また、三大死因のうち本県のがん死亡率は21年連続、脳血管疾患死亡率は3年連続でそれぞれ全国最悪となった。

 29年の県内自殺者数は、前年比1人増の241人。6年連続で300人を下回ったものの、横ばいに近い水準ながら8年ぶりに増加した。20年以降の県内の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)推移をみると、20年が37.1、21年が38.1、22年が33.1、23年が32.3、24年が27.6、25年が26.5、26年が26.0、27年が25.7、28年が23.8と、22年以降7年連続で改善。しかし29年は24.3に悪化し、全国平均を7.9ポイント上回った。

 この結果、本県の自殺率は3年連続で全国最悪となり、以下、岩手の21.0、青森の20.8、愛媛の20.3、福島の20.1などが続き、1位、2位は前年と変わらない。ちなみに、前年5位(21.0)の青森はわずかに改善傾向がみられたが、前年3位の新潟が21.8から19.3、同4位の和歌山が21.7から18.8へとそれぞれ青森以上に改善したことで3位に上がった。

 一方、本県のがんによる死亡者数は4,100人で、前年に比べて142人減少。人口10万人あたりのがん死亡率は前年の421.3から413.3に改善したものの、4年連続で400を超えた。同死亡率は9年以来21年連続の全国ワーストで、全国平均を113.9ポイント上回った。

 脳血管疾患による死亡者数は1,618人で、前年に比べてわずか9人ながら減少。しかし、人口10万人あたりの脳血管疾患死亡率は前年の161.6から163.1に悪化し、3年連続で全国最悪。同死亡率は、全国平均を75ポイント上回った。

 婚姻数は3,311組で、前年に比べて199組減少。人口1,000人あたりの婚姻率は同0.2ポイント減の3.3となり、12年以来18年連続で全国最下位に甘んじた。全国平均との比較では、1.6ポイント低い

 離婚数は1,366組で、前年に比べて27組減少。人口1,000人あたりの離婚率は2年連続1.38で、新潟の1.29、山形の1.33、富山の1.34、石川の1.36に続いて全国5番目に低いほか、全国平均を0.32ポイント下回った。

 出生数は、同270人減の5,396人。人口1,000人あたりの出生率は5.4で、同0.2ポイント落ち込んだ。7年以来23年連続の全国最低で、全国平均を2.2ポイント下回った。

  1人の女性が一生のうちに産む子どもの数を表す合計特殊出生率は1.35。前年を0.04ポイント下回り、前々年水準に戻った。大阪と並んで全国で8番目に低く、全国平均を0.08ポイント下回った。 (午後3時半)