2018年4月24日付
9年ぶり7万キロ超え
 
大館能代空港の貨物取扱量

犬の無対面販売野放し、発送量3トン突破

 大館能代空港(東京便・1日2往復)の年度貨物取扱量は5年連続で増加し、9年ぶりに7万キロを超えた。県の同空港管理事務所が23日公表した3月実績に基づく29年度の積算で示されたもの。うち犬の発送は、改正法で対面販売を義務づけているにもかかわらず依然として販売犬を空輸する違法行為が横行し、29年度は過去5年間で初めて3,000キロを超えた。

 同空港の最後の10万キロ以上だった19年度以降の貨物取扱量推移は下表のとおりだが、うち29年度は前年度比1万738キロ、15.9%増の7万8,380キロ。同以降最も少ないのは唯一5万キロを割り込んだ24年度の4万6,919キロで、25年度以降5年連続で回復基調にあり、29年度は20年度の9万4,020キロ以来9年ぶりに7万キロを超えた。

 改正動物愛護管理法の施行に伴い、犬は25年9月1日から対面販売が義務づけられている。しかし、「違法販売。みんなでやれば恐くない」とばかりに、ほぼ毎日のように犬の販売業者などが同空港に犬を持ち込んで空輸。

 過去5年間の年度発送量推移をみると、25年度が2,985キロ、26年度が2,895キロ、27年度が2,704キロ、28年度が2,659キロと緩やかな減少傾向をたどったのに対し、29年度は前年度比665キロ、25%増の3,324キロと一気に悪化し、同改正法施行以来初めて3トンを超えた。

 チワワなどの小型犬や子犬の場合は1度に複数持ち込む業者もみられ、監督機関の県動物管理センターが空港に立ち入り調査を行っていないことなどを背景に、無対面販売の違法行為が野放し状態となっている。        大館能代空港の前の関係記事

19年度以降の貨物取扱量
19年度 11万9,793キロ 20年度 9万4,020キロ 21年度 5万2,180キロ 22年度 6万3,504キロ 23年度 6万554キロ
24年度 4万6,919キロ 25年度 5万5,332キロ 26年度 6万3,105キロ 27年度 6万5,532キロ 28年度 6万7,642キロ
29年度 7万8,380キロ