2018年4月17日付
本県は100%を達成

災害拠点病院等の耐震化率

県内、病院平均で80%に近づく

 県内の病院の耐震化率は緩やかながら上昇し、80%に近づいている。厚生労働省が17日公表した病院の耐震改修状況調査の29年結果で示されたもの。うち地震発生時の医療拠点となる災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率は全国平均で90%目前なのに対し、本県は今調査で初めて100%を達成した。

 同調査は、10月に各都道府県に依頼して実施。29年結果によると、病院の耐震化率は全国平均で72.9%となり、前年に比べて1.4ポイント上昇した。うち本県は調査対象69病院中、全建物に耐震性があるのが前年より1病院多い54病院を数える。この結果、耐震化率は78.3%となり、前年を2ポイント上回った。

 全国で最も耐震化率が高いのは滋賀県の89.5%で、これに東日本大震災被災県の宮城県が88.6%で続く。最低は京都府の60.4%で、宮城県と同様被災県の福島県が61.9%で2番目に低い。

 病院のうち災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率は、全国平均で前年を1.8ポイント上回る89.4%と、90%目前に。県内の同病院は、秋田北地方の大館市立総合、北秋田市民、かづの厚生の3病院を含む13病院を数え、最後の1病院が全建物に耐震性を実現したため、今調査で初めて耐震化率が100%となった。100%に達したのは東北では秋田、山形の両県だけで、全国では47都道府県中13県にとどまっている。

 27年6月16日に国土強靱化推進本部が決定した国土強靱化アクションプラン2015では、30年度までに災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率を89%とする目標を設定した中、本年度中に90.1%に達する見込みだ。 (午後4時)