2018年4月16日付
4年連続死者ゼロ
 
春の交通安全運動閉幕

県内、望まれる状況の改善

 春の全国交通安全運動は15日、閉幕した。6日から10日間にわたって展開した同運動の期間中、県内では交通事故による死者を皆無に抑えた。同期間中の死者数は4年連続ゼロながら、今月4日には1件の事故で3人の死者が出るなど今年は厳しい状況にあるだけに、同運動を契機とする状況の改善が望まれる。

 同運動期間中、県内では「横断歩行者の交通事故防止(特に、横断歩道における歩行者優先の徹底)〜歩行者ファースト意識の醸成〜」を地域重点に据え、死亡事故ゼロに向けた官民一体の啓もう活動とともに取り締まりの強化を図った。

 この結果、同期間中の10日間は交通事故による死者を皆無に抑え、27、28、29年に続いて4年連続の死者ゼロにこぎつけた。とはいえ、15日現在の30年県内交通事故死者数は前年同期比8人増の11人と、4倍近くに膨れ上がる悪化ぶり。

 うち同運動開始2日前の今月4日には、由利本荘市芦川の日本海東北自動車道から乗用車が転落して17歳から20歳までの男女3人が死亡する事故が発生し、今年の累計死者数を2ケタ台に押し上げた。前年同期比増加率266.7%は群を抜いて全国ワーストな中、同運動期間に続く状況の改善が期待される。 (午前6時半) 

16日付午後8時続報:警察庁が16日まとめたところによると、同運動期間中の全国の交通事故死者数は84人(前年同期比10人増)で、このうち東北(6県)は7人だった。福島で3人、山形で2人、青森、宮城で各1人死者を出し、秋田、岩手の両県が皆無だった。