2018年4月11日付
4年後に3万人割れへ

北秋田市の人口

3月末現在、過去5年間で減少数最多

 4町合併によって17年3月に誕生した北秋田市の人口は減少の一途をたどり、先月末現在で初めて3万3,000人を割り込んだ。今後、過去5年間の平均減少数で推移すると仮定すれば、4年後に3万人を割り込む見通し。「人口減少時代への挑戦」をスローガンに掲げて昨年4月に3選を果たした津谷永光市長の手腕が、一層問われる状況となっている。

 同市がまとめた過去5年間の年度末(3月末現在)人口推移は、25年度が3万5,177人(前年度比628人減)、26年度が3万4,533人(同644人減)、27年度が3万3,912人(同621人減)、28年度が3万3,265人(同647人減)、そして29年度は3万2,576人と初めて3万3,000人を割り込み、前年度比減少数は同5年間で最多の689人にのぼった。同5年間の平均減少数となる646人ずつ今後も減少すると仮定した場合、4年後の2021年(元号が変わるため西暦使用)には3万人を割り込む計算だ。

 こうした人口減少の加速傾向は県内全25市町村とも例外ではなく、県計98万9,852人(3月1日現在)が26年後の2045年には60万2,000人(先月30日に国立社会保障・人口問題研究所公表)まで減少するとの推計も。合併以前に人口減少率が県内上位だった旧阿仁エリア(旧阿仁町、旧合川町、旧森吉町)を有する北秋田市は、県内でもとりわけ減少ペースが早いと予想される。

 3期目のスローガンに「人口減少時代への挑戦」を掲げた津谷市政の手腕が一層問われる中、市は人口減少対策として観光やビジネス分野での交流人口を増やす取り組みを展開。また、田園回帰・ふるさと回帰といった地方移住志向の高まりに伴い、子育て世代の移住・定住を進めており、こうした施策が人口減少の抑制につながるものと期待している。 (午前零時)