2018年4月9日付
新たに松館しぼり大根
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松館しぼり大根(鹿角市農林課提供)
県内3番目のGI登録 

農水省が発表

 農林水産省は9日、鹿角市の松館しぼり大根を含む3産品を新たに地理的表示(GI)保護制度の対象とする、と発表した。同大根は全国で60番目のGI登録となり、県内では3番目。11日に同省で行う同登録認定授与式には、市農林課職員が出席する。

 地理的表示(GI)保護制度は、地域で長年育まれた特別な生産方法によって高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を品質の基準とともに国に登録し、知的財産として保護するもの。GI登録を受けた産品は、地理的表示産品である証としてGIマーク(地理的表示法に基づく登録標章)を付して流通できる。

 全国最初の登録は、青森県の青森カシス(27年12月22日登録)。本県は32番目に大館市の大館とんぶり(昨年5月26日同)、51番目に羽後町のひばり野オクラ(同12月15日同)の計2産品が登録されており、松館しぼり大根栽培組合(山崎道博組合長・8農家)が登録生産者団体(27年10月申請)となって9日に登録された同大根は全国60番目、県内3番目。

 同大根とともに同日は、長崎県の対州そば、山形県の山形セルリーも登録された。これにより、累計登録数は35道府県の61品目、海外1品目のあわせて62品目を数える。

 100年以上の歴史をもつ松館しぼり大根は、鹿角市八幡平松館地区で約3ヘクタールに栽培している地大根。長さは15〜20センチと従来の大根より短く短円筒形で、収穫期は10月下旬〜11月中旬。しぼり汁は独特の風味と極めて強い辛味があり、おろし専用の大根として地域を代表する特産物の一つとされる。県農業試験場がF1品種の育成に成功し、高品質で安定した供給が可能になった。

 今回のGI登録認定授与式は、11日午後5時から農水省内で行う。鹿角市から農林課こだわり作物推進室の北方康博室長が出席する。(午後4時半)