2018年3月27日付
「秋田犬繁殖が課題」
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秋田犬についての考えを示す佐竹知事
佐竹知事が認識示す

飼育者増の方向性も
 
大館市などと検討へ

 県や大館市などが秋田犬の観光利用を模索する中、佐竹敬久知事は26日、県内で秋田犬の数が少ない点に触れ、県産秋田犬の繁殖が重要な課題であるとの認識を示した。併せて、飼育者を増やしていく方策も関係自治体と検討したい意向を明らかにした。公の場で知事が、絶対数の少なさと飼育者増対策に言及するのは初めてとみられる。

 この問題について知事は「(観光客が)秋田に来ても、秋田犬に実際に観て触れる場所がない。ただ、秋田犬そのものもあまりいないので、秋田県産の秋田犬の繁殖が一番の課題だと思う」との考えを示した。

 「これはすぐできるものではないが」と前置きした上で、秋田犬発祥地の大館市とも連携しながら観光のみならず秋田犬飼育者増への方策も探りたい、とした。ただ、純血種の繁殖が必要不可欠な中、行政などは専門性に乏しいため、「この点を一方で考えていかなくてはならない」とも。

 また、知事は「人口減少、高齢化で飼える人が少ない」と指摘する一方、「主要な観光地に(秋田犬を)観れる環境を作るのは大切なので、秋田犬保存会や大館市と一緒になって繁殖の仕方も含めて考えていかなくてはならない」と強調。その上で、秋田犬について「良い意味でのお犬様」と表現した。

 さらに、「忠犬」の"定義"にも触れ、「実際にちゃんと飼うから『忠犬』。元来猟犬でもあった元気な犬なので、観光客を噛んだりすると一発で(秋田犬を取り巻く状況が)変になる。そういう意味では、慎重に扱う必要がある」と警鐘を鳴らした。 (午前零時)