2018年2月9日付     
過去10年間で最少10人

秋田北地方の出稼労働者数

10年前の約10分の1

 秋田北地方の出稼労働者数は過去10年間で最も少なく、最後の100人台だった20年度の約10分の1にとどまった。県雇用労働政策課が7日公表した29年度出稼労働者推計調査結果で示されたもの。県全体では35年連続で減少し、初めて400人を割り込んだ。

 同調査は、4月1日から3月31日までの間に県内外を問わず居住地を離れ、1カ月以上1年未満、就労または就労が見込まれる県民について市町村に照会して実施。毎年11月20日現在の状況を集計している。

 大館北秋(大館市、北秋田市、上小阿仁村)、鹿角(鹿角市、小坂町)の両地域からなる秋田北地方の20年度以降の過去10年間の同労働者数推移は下表のとおりだが、21年度には100人、22年度には50人をそれぞれ割り込み、27年度以降は10人台に縮小。

 さらに29年度は同10年間で最少の10人(大館北秋田7人、鹿角3人)と、1ケタ突入目前まで減少し、最後の100人台だった20年度(101人)の約10分の1にとどまった。

 一方、県全体では23年度に1,000人、27年度に500人をそれぞれ割り込み、29年度は前年度比60人、14.5%減の354人と初めて400人を下回った。昭和57年度以降、35年連続で減少。減少の主因として同課は〇出稼労働者の高齢化に伴う引退〇若年者などの地元就労による出稼ぎ離れ、の2点を挙げた。

 県内8地域中、最も多いのは大曲仙北で、29年度は県全体の56.8%を占める201人だが、前年度に比べて18人、8.2%減少して200人割れ目前。年齢別では60歳以上が同66.1%を占める234人と群を抜いて多いものの、前年度比では34人、8.7%減少した。

 このほか、就労地のうち関東は同69.8%を占める247人だが前年度比では47人、16%減、就労業種のうち建設業は同35%を占める124人だが前年度比では36人、22.5%減と、いずれも先細り傾向を強めた。 (午後5時)

秋田北地方の過去10年間の出稼労働者数推移
29年度 28年度 27年度 26年度 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度
10人 16人 15人 21人 21人 21人 33人 43人 68人 101人

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