2018年1月27日付
乱高下から緩やかな増加に

県内建設業の受注額

小売業売上高、家電品が2ケタ増

 県産業政策課は27日までに、29年11月の県内経済動向調査結果をまとめた。受注額が乱高下傾向にあった建設業は、前年同月比で緩やかな増加に落ち着いた。

 製造業は生産額が前年同月比6.5%、受注額が同11.2%の各増加。輸送機械が前年を下回ったものの、電気機械や木材・木製品が全体的に増加傾向にあり、強含みの動きを示した。うち輸送機械は、一部で前年好調の反動や国内向け自動車メーカーの出荷停止の影響がみられたのを受け、生産額が同10%、受注額が同7.8%それぞれ減少。前年夏(8月)以降で生産額が持ち直したのは10月(3.4%増)だけで、11月は過去1年間で初めて減少率が2ケタに乗った。製造業の3カ月先の業況見通しDIは、前月のマイナス4.8から同2.5へとわずかに厳しさが緩和されたものの、2カ月連続のマイナス。

 建設業は、完工高が前年同月に比べて27.8%落ち込んだ一方、受注額は同11.1%の堅調な伸びを示した。受注額は9月が同31%減、10月が同267.7%増と乱高下したのに対し、11月は比較的緩やかな増加に落ち着いた。3カ月先の業況見通しDIは依然厳しいものの、マイナス幅が前月の43.8から37.5に縮小。

 小売業の売上高は、前年同月に比べて2.1%増加した。内訳は季節家電が好調だったのを受けて家電品が同3.9%増加したほか、飲食料品も同3.3%の堅調な伸びを示した反面、身回品が同7.2%、衣料品が同2%それぞれ落ち込んだ。小売業の3カ月先業況見通しDIは、前月のマイナス39.3から同42.9へと厳しさを増した。

 サービス業の売上高は、前年同月比2.7%の減少。内訳は、ビジネスやインバウンドによる宿泊の増加などを受けて旅館・ホテルが過去1年間で最高の12.9%増にこぎつけた反面、一部に前年好調の反動がみられたその他サービスが同12.7%、一部で取扱量の減少がみられた運輸が同3.8%それぞれ減少した。