2018年1月12日付
認知件数3年ぶり増加

29年の県内特殊詐欺

被害額は3年連続減少

 県内では、特殊詐欺被害の認知件数が3年ぶりに増加した。県警が11日公表した29年同被害認知状況(暫定値)で示されたもの。認知件数は、架空請求とオレオレ詐欺が著しく悪化した。被害総額は3年連続で減少。

 特殊詐欺は、架空請求や融資保証などの「振り込め詐欺」と金融商品やギャンブルなどの「振り込め詐欺以外」に分類している。県内の過去5年間の認知状況は〇25年=76件、2億9,373万7,883円〇26年=86件、3億1,455万2,615円〇27年=57件、2億245万1,293円○28年=36件、8,836万2,482円〇29年=50件、8,352万6,575円。

 認知件数が統計開始以降最も多かったのは16年の132件で、29年は4年ぶりに50件を下回った前年から再び50件台に乗った。被害の未然防止に向けて関係機関、団体がさまざまな取り組みを展開しているものの、3年ぶりに増加。一方、被害総額は26年に過去最悪を記録したが、27年以降3年連続で減少し、29年は2年連続で1億円を下回った。

 県警が作成した29年と28年の各内訳は下表のとおりだが、このうち架空請求の認知件数は前年比14件、73.7%増の33件と全体の7割近くにのぼったが、被害額は同1,034万1,329円、15.6%減の5,583万471円に。

 また、オレオレ詐欺は27年に17件だったのが28年には4件に抑えられたものの、29年には13件に膨らんだ。これに伴い、被害額は28年の571万円から2,403万9,257円へと4倍以上に拡大。  (午前零時)

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