2017年12月11日付
負傷者170人、死者2人

秋田北地方、11月末現在労災

前年より悪化傾向

 大館労基署が管轄する秋田北地方(5市町村)は労災負傷者数、同死者数とも悪化傾向にある。秋田労働局が11日公表した11月末現在の29年労働災害発生状況によると、同負傷者数は170人にのぼり、2人の死者を出した。

 同局が作成した管内別の11月末現在労災発生状況は下表のとおりだが、うち大館管内は負傷者数が前年同期比14人、9%増の170人、死者数が前年同期の皆無から2人に。

 同管内の過去5年間の負傷者数推移(年計)をみると、28年が205人、27年が210人、26年が200人、25年が186人、24年が206人。200人を下回ったのは25年だけで、前年より悪化傾向にあることや12月はとりわけ労災事故が発生しやすいことなどからすれば、今年も200人を超えそう。

 大館管内の負傷者数ワースト業種は製造業で、前年同期に比べて20人、62.5%多い52人と突出。中でも最悪は木材・木製品製造業の15人で、同2人増と緩やかな増加ながら、改善の様子がまったくみられないのが実情だ。

 次いで多いのは鉄鋼・非鉄・金属製品製造業で、前年同期の4人から12人へと3倍に増え、製造業以外を含む全業種中最悪の増加ペース。また、食料品製造業は同4人増の11人にのぼった。

 一方、前年同期に負傷者数が最も多かった建設業は同8人、23.5%減の26人に改善したものの、前年同期に皆無だった死者を1人、木造家屋建築現場で出した。建設業以外に死者が出たのは林業で、負傷者数も前年同期(8人)とほぼ同水準の9人と、改善できずにいる。

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