2017年11月16日付
全国2番目の低さ

県内の今春高卒者初任給 

大卒者は改善傾向

 県内高卒者の初任給は、全国2番目に低い状態から抜け出せずにいる。厚生労働省が15日公表した29年賃金構造基本統計調査結果(初任給)で示されたもの。大卒者は、全国平均に届かないながらも改善傾向にある。

 同調査は、10人以上の常用労働者を雇用する全国の民間事業所を対象に、6月分の賃金について毎年7月に実施。全国平均の高卒者の初任給は男女計で16万2,100円となり、前年に比べて800円、0.5%増加した。4年連続の増加ながら、増加率は2年連続で1%未満にとどまった。また、大卒者は同2,700円、1.3%増の20万6,100円で、高卒者と同様4年連続で増加し、増加率は3年ぶりに1%を超えた。

 同省が作成した大卒者、高卒者の初任給と東京都を100とする格差のうち東北6県の状況は下表のとおりだが、本県の高卒者は男女計で全国平均を1万7,900円下回る14万4,200円。前年に比べて100円の上昇にとどまり、47都道府県中、沖縄の14万1,700円に次いで低い。

 本県の過去5年間の全国順位推移は、25年、26年がそれぞれ低い方から4番目、27年が同2番目、28年が宮崎と並んで同2番目タイ、今年も同2番目の低ランクから脱け出せなかった。

 一方、本県の大卒者の初任給は前年比8,900円、4.7%増の19万9,200円。全国平均よりは6,900円低いものの、東京を100とした格差は前年の90.1から92.7に上昇するなど、改善傾向に。東北の中では岩手の20万9,600円、宮城の20万400円に続く3番目につけた。
(午前零時)

 


男 女 計
東北
大 学 卒 高 校 卒 大 学 卒 高 校 卒 大 学 卒 高 校 卒

初任給 格差 初任給 格差 初任給 格差 初任給 格差 初任給 格差 初任給 格差

(千円) (東京=100) (千円) (東京=100) (千円) (東京=100) (千円) (東京=100) (千円) (東京=100) (千円) (東京=100)
青森
192.2
89.4 146.9
85.0 186.5
85.8 148.8
85.5 200.2
94.4 143.9
84.7
岩手
209.6
97.5 146.4
84.7 196.1
90.2 148.1
85.1 223.8
105.6 144.0
84.8
宮城
200.4
93.3 154.2
89.2 205.1
94.3 157.5
90.5 192.8
90.9 149.2
87.8
秋田
199.2
92.7 144.2
83.4 203.7
93.7 147.9
85.0 193.2
91.1 140.5
82.7
山形
190.2
88.5 150.0
86.8 189.6
87.2 153.8
88.4 190.9
90.0 145.1
85.4
福島
195.8
91.1 154.4
89.3 194.7
89.6 158.1
90.9 197.4
93.1 150.2
88.4