2017年11月2日付
秋田北地方は2氏

政府、秋の褒章受章者を発表

県内、珍しい紅綬褒章も

 政府は2日、秋の褒章受章者(3日発令)を発表した。県内在住者は8人で、うち秋田北地方は北秋田市の北林一成氏(60)が黄綬褒章、大館市の千葉光穂氏(63)が藍綬褒章をそれぞれ受章する。同地方の受章者は1年半ぶりで、複数受章者は4年ぶり。また、県内では珍しい紅綬褒章の受章者が1人(秋田市)おり、今回は全国でも4人しかいない

 褒章は、特定の社会分野での事績や徳業の優れた人に授与。緑綬褒章は自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著な人、黄綬褒章は業務に精励し他の模範とすべき人、藍綬褒章は公衆の利益を興した人または公同の事務に尽力した人、紫綬褒章は学術や芸術上の発明、改良、創作をした人、紅綬褒章は自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人、紺綬褒章は公益のため私財を寄付した人、としている。政府は春の褒章を4月29日付、秋同を11月3日付でそれぞれ発令。

 今回の全国の受章者は藍綬褒章の475人をはじめ797人で、うち女性は163人。年齢層は65-69歳と75-79歳が各183人で最も多く、以下、70-74歳の155人、60-64歳の124人などが続いている。最も若いのは、30-34歳で1人。

 都道府県別で最も多いのは東京都の73人で、最少は島根県の4人。本県は紅綬褒章、黄綬褒章各1人、藍綬褒章6人の計8人で、東北6県の中で唯一10人未満となっている。

 このうち県内でも珍しい紅綬褒章を受章するのは、秋田市の石井政人氏(52)。同氏はさる3月19日、同市楢山の太平川で溺れていた小学生を他の市民とともに救助した功績が認められた。今回同褒章を受けるのは東京都2人、宮崎県1人とあわせて全国で4人しかいない。

 秋田北地方の受章者のうち北林氏は、北秋田市米内沢に本社を置く秋田土建の社長。同氏は建設業一途に精励し、「地域に根ざした建設業」を目指して早くから担い手の確保・育成や安全施工・施行技術の向上に取り組み、会社の業績を県内トップクラスに押し上げた。さらに、県建設業協会副会長として県との包括的な災害協定に基づく復旧活動に積極的に協力し、地域社会に貢献できる地方建設業の育成や発展に大きく貢献したのが評価された。

 また、秋田労災病院の整形外科部長、院長代理などを経て18年から副院長の千葉氏は、7年から務める秋田労働局の労災保険審査会審査員としての功績が評価され、藍綬褒章を受章する。同地方から受章者が出るのは昨春以来1年半ぶりで、複数受章者は25年秋の3人以来4年ぶりとなる。県内在住の受章者は下表のとおり。(午前5時) 

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