2017年10月27日付
初めて1,100件割る

28年度の県内人工中絶件数 

女子人口千対初の6人台

 県内の人工中絶件数は、全国傾向と同様に減少の一途をたどり、28年度は比較可能な統計資料が残る昭和30年以降初めて1,100件を下回った。厚生労働省が26日公表した28年度「衛生行政報告例の概況」で示されたもの。28年度は減少の度合いが加速しており、29年度は統計史上初めて1,000件を下回る可能性が出てきた。

  同省が作成した28年度人工妊娠中絶件数と女子人口1,000人あたりの実施率のうち全国と本県の状況は下表のとおりだが、全国の同件数は前年度比8,373件、4.7%減の16万8,015件。同30年以降ほぼ一貫して減少し、初めて17万件を下回った。昭和30年(117万143件)と比較すれば、85.6%減少した計算だ。また、女子人口1,000人あたりでは前年度比0.8ポイント減の6.5となり、同以降最も低い。

 本県の平成25年度以降の同件数推移をみると、25年度が1,395件、26年度が1,321件、27年度が1,231件、そして28年度は1,083件。東北6県の中で最も少なく、全国では少ない方から9番目だった。前年度比減少数は25年度が104件、26年度が74件、27年度が90件なのに対し、28年度は148件に拡大しており、29年度は初めて1,000件を下回る可能性も。 

 また、本県の女子人口1,000人あたりの実施率は25年度が7.9で初めて8.0を下回り、26年度が7.6、27年度が7.3、そして28年度は全国平均と同水準の6.5となり、昭和30年以降初めて7.0を下回った。人工中絶減少の背景には、成人男女のセックスレスの進行や緊急避妊薬が徐々に浸透してきている点など、さまざまな要因があるとみられる。 (午前零時)

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