2017年10月24日付
10年間で初1万4000人突破

県内の年間人口減少数

5人に1人近くが秋田北地方

 県調査統計課は23日、その年の基準値となる10月1日現在の「人口と世帯」を公表した。県全体の1年間の人口減少数は、過去10年間で初めて1万4000人を突破。自然減少、社会減少ともまったく歯止めがかからない中、少子高齢化の進行などを背景に自然減少数は同10年間で初めて1万人を超えた。秋田北地方(5市町村)は、県全体の減少数の5人に1人近くを占める2440人余が1年間で姿を消した。

 県の人口と世帯数は27年国勢調査の確定値を基礎に、毎月の住民基本台帳などの登録増減数を加減して算出。ただし、県内市町村間の移動者数を含んでいないため、各市町村が広報などに掲載している人口の総計(市郡計)と一致しないほか、届け出に時間的なずれなどがあるため、各市町村が把握している転入者数、転出者数とも開きがある。県や国が示す各月の人口、世帯数の中で10月1日現在のデータは、その年の基準値として扱われる。

 今年10月1日現在の県全体の人口は男46万7657人、女52万7717人の計99万5374人で、4月1日現在で87年ぶりに100万人を割り込んだ。10月1日現在を基準値とする過去10年間の年間減少数は25年以降4年連続で1万3000人を超えていたが、今年は前年比1万4285人にのぼり、同10年間で初めて1万4000人を突破。

 自然動態は一貫して死亡数が出生数を上回る自然減が続く中、24年から4年連続の8000人台を経て28年には9000人台(9360人)の減少数にのぼり、今年は前年比1万32人と過去10年間で初めて1万人を超えた。また、社会動態も県外への転出者数が県内への転入者数を上回る社会減が続く中、今年は前年比153人増の4253人の社会減となり、5年連続の4000人超えに。

 一方、県全体の世帯数は38万9239世帯で、前年に比べて138世帯増加した。核家族化の進行などを主因に、世帯数は過去10年間でも毎年増加しているものの、今年の前年比増加数は同10年間で最少にとどまった。

 前年比による秋田北地方各市町村の人口と世帯数は下表のとおりだが、うち同地方全体の人口は前年比2443人減の14万2334人で、県全体の減少数の17.1%を同地方で占めた計算だ。前年比減少率は県平均が1.41%なのに対し、同地方は1.69%と県平均よりいくぶん早い減少ペース。このほか、同地方の世帯数は前年比255世帯減の5万4722世帯で、核家族化の進行も世帯数の減少を食い止めるには至っていない。 (午前零時)

秋田北地方の29年10月1日現在の人口と世帯数
市町村 人口計 前年比 世帯数計 前年比
大館市 72189人 1041人減 28256世帯 62世帯減
鹿角市 30912人 525人減 11383世帯 44世帯減
北秋田市 31912人 682人減 12107世帯 82世帯減
小坂町 5078人 136人減 2083世帯 52世帯減
上小阿仁村 2243人 59人減 893世帯 15世帯減
合計 142334人 2443人減 54722世帯 255世帯減