あきた北新聞社/2017年10月23日付
2017年10月23日付
台風21号本県最接近へ

秋田地方気象台が警戒促す

鹿角市八幡平で県内最多雨量

 秋田地方気象台が23日午前6時前に発表した最新(第6号)の「台風21号に関する気象情報」によると、同台風の影響で県内はすでに大雨、大荒れとなっている。このため同気象台は暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒するよう呼びかけている。

 超大型で強い同台風は、きょう午前6時には東京・八王子市付近を1時間に60キロの速さで北北東へ進んでいるもよう。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の
北側390キロ以内と南側280キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹き荒れている。 

  速度を上げながら今朝から昼前にかけ、暴風域を伴って関東から東北へ進み、昼ごろには東北の東海上に達する見込み。また、同台風は次第に温帯低気圧の性質を帯びるため、暴風域や強風域が広がり、台風の中心から離れた地域でも暴風に警戒が必要だ。今夜には北海道の東海上へ進み、温帯低気圧に変わる見込み。

 21日午後6時からの降り始めからきょう午前5時までの主な地点の総雨量(アメダスによる速報値)のうち最も多いのは鹿角市八幡平で、68.5ミリを観測した。前線や台風の北上に伴って県内は次第に雨が強まり、1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所がある見込み。24日午前6時までに予想される24時間雨量は、多い所で120ミリとみている。

 今朝の通勤通学の時間帯は、雨が強まる所がある。このため同気象台は「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意を」と呼びかけるとともに、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物内に移動するなど安全確保に努めるよう喚起。

 23日は暴風に見舞われ、海上は大しけとなる見込みだ。きょう予想される最大風速は、沿岸の海上で25メートル(最大瞬間風速35メートル)、同陸上で18メートル(同30メートル)、内陸で15メートル(同)、予想される波の高さは7メートル。暴風と高波に警戒するとともに、農作物の倒伏や果樹の落果などにも警戒が必要。

 午前6時半現在、県内全25市町村に暴風、由利本荘、横手、大仙、湯沢の4市に大雨(土砂災害)、秋田市など沿岸部の8市町に波浪の各警報が出されている。 (午前6時半)