あきた北新聞社/2017年8月30日付
2017年8月30日付
直下型地震を想定

大館市で県総合防災訓練

9月3日に市内全域で

 本年度の県総合防災訓練は、県と大館市が主催して9月3日に市内全域で行う。同市でマグニチュード7.3の直下型地震が発生したという想定で、官民一体の訓練を繰り広げる。

 東日本大震災や熊本地震などを教訓に大規模災害を想定し、防災関係機関と地域住民が災害発生時の応急対策について実戦的に訓練し、対応力の向上を目指すとともに、市民への防災知識の普及や防災意識の高揚を図るのが目的。訓練の重点に@協定締結機関などとの協働連携A情報共有B自助・共助・公助の連携による行動、の3点を据えている。

 今訓練の想定は、数日来の雨で河川が増水した中、大館市釈迦内地域を震源とするマグニチュード7.3の直下型地震が発生し、同市で震度6強の揺れを観測。これにより、さまざまな大規模災害が発生した。

 市は、直ちに災害対策本部を設置して情報収集に着手し、河川の増水による洪水や土砂災害の危険な箇所を確認。揺れによる家屋の倒壊や火災、一部地域で孤立集落が出るなど、被害が続出する中、防災関係機関が町内会や自主防災組織と協働して避難誘導、安否確認、負傷者の救出、救護活動などを展開する。

 佐竹知事が統監、福原市長が副統監を務め、市役所本庁やニプロハチ公ドーム、タクミアリーナ、長木川河川敷、市立総合病院、長根山運動公園をはじめ市内の全域で午前9時から約2時間半にわたって実動訓練を行う。市内22の町内会、自主防災組織5団体、陸上自衛隊、国交省、秋田地方気象台、秋田看護福祉大、長木小、大館北秋田医師会、県警、大館署など機関、団体、住民からあわせて約1,300人が参加する予定。