2017年8月26日付
視覚障がい者の歩行誘導に貢献

大館市が28日に感謝状授与

大阪のメーカー錦城護謨

 市役所内への視覚障がい者歩行誘導ソフトマットの設置をとおしてバリアフリーの取り組みに貢献したとして、大館市は錦城護謨(きんじょうゴム)株式会社(本社大阪府・太田泰造社長)に感謝状を贈る。

 障がい者に対する行政サービス向上策として同市は、庁内のバリアフリー化にも本腰を入れている。その一環として、錦城護謨が製作した視覚障がい者歩行誘導ソフトマットを市民が最も訪れる本庁舎1階に設置した。

 同ソフトマットは誘導ブロックの代替品として視覚障がい者が考案し、同障がい者団体の協力を得ながら同社が開発。白杖で叩いた時の音の違いや、足裏に伝わる質感の違いによって誘導路を認識することができるゴム製の屋内専用マット。

 表面の凹凸や段差がなく、中央部に向かって緩やかな傾斜となっているため、高齢者や幼児がつまずいたり、ベビーカーや車いすの車輪の引っかかりを防ぐ点などが評価され、空港や銀行ATM、ホテルなどでの導入も進んでいるという。

 床への設置は両面テープを使用することで大がかりな設置工事が不要なほか、取り外しも容易なため、催事などで一時的に設置することも可能。昨年2月には、世界中から優れたデザインを選定するドイツ「iF デザインアワード」の「プロダクト部門・公共デザインカテゴリー」で日本初の金賞を受賞した。福原淳嗣市長は28日午前11時半から、市役所内で同社関係者に感謝状を手渡す。 (午前零時)

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左が視覚障がい者歩行誘導ソフトマット設置前の市役所1階。右が設置後の1階(グリーンのライン)