あきた北新聞社・2017年8月25日付記事
2017年8月25日付
3年連続で減少

県内の観光入込客数
 
28年は約3,160万人

 昨年の県内の観光入込客数は約3,160万人で、3年連続で減少した。県観光戦略課が24日までにまとめた28年観光統計で示されたもの。うち秋田北地方は大館市で前年の1.2倍以上にのぼった反面、鹿角市で同4割余減少したのを主因に、5市町村全体で同約93万人減の453万人余にとどまった。

 県全体の観光入込客数は観光地点が前年比21万6,000人、1%減の2,142万5,000人、行祭事・イベントが同12万5,000人、1.2%減の1,017万1,000人、合計で同34万1,000人、1.1%減の3,159万6,000人。前年の0.4%減に続く小幅減少ながら、前年に0.9%の微増だった行祭事・イベントが減少に転じ、観光地点、行祭事・イベントとも伸び悩んだ。総数の減少は3年連続なほか、2年連続で3,200万人を割り込んだ。

 秋田北地方の市町村別入込客数は下表のとおりだが、過去3年間の合計推移は27年が451万4,379人、28年が546万4.374人、そして28年が前年比92万6,410人、17%減の453万7,958人。

 うち大館市は前年比16万8,867人、24.1%増の87万262人で、同地方5市町村の中で最も顕著な増加ぶり。観光地点が同10万7,968人、51.1%増の31万9,114人にのぼったほか、行祭事・イベントも同6万899人、12.4%の増加を確保した。観光地点は大館樹海ドームが前年の2万8,916人から12万7,828人へと4.4倍に跳ね上がり、行祭事・イベントは大館神明社例祭が同2万人増の8万5,000人と1.3倍に拡大したことなどが全体のプラス要因に。

 一方、鹿角市は同104万8,934人、42.6%減の141万2,620人。観光地点がじり貧傾向を強めたのに加え、前年に同市を会場に本県農業の祭典、県種苗交換会が開かれ、県内外から約80万7,000人が来場したことの"反動"で行祭事・イベントが著しく落ち込んだ。

 県内の延べ宿泊者数は340万人。前年比5万7,000人、1.6%の減少ながら、30万4,000人、8.1%減少した前年よりは低迷の度合いが緩和。内訳は県内在住の観光客が同5万人、5.1%増の103万7,000人で、2年ぶりに100万人台に戻った。

 これに対して県外在住の観光客は同3万4,000人、1.5%減の229万8,000人で、前年に続いて低迷。県外のうち外国人は同7,000人、11.7%増の6万7,000人を数えた。県外からの宿泊客に占める割合はわずか2.9%の低比率で、増加率は引き続き2ケタ台ながら前年の42.9%から鈍化。
(午前零時)

170825P.JPG - 159,166BYTES