2017年8月24日付
秋田北地方はようやく80%

汚水処理人口普及率

鹿角市、依然県内最低

 全国平均の汚水処理人口普及率が初めて90%を突破した中、本県は全国を下回る状態が続いている。国土交通、農林水産、環境の3省が23日公表した28年度末現在の同普及状況で示されたもの。秋田北地方5市町村の平均はようやく80%に達したが、上小阿仁村を除いて軒並み県平均を下回り、中でも鹿角市は県内最低の60%台に甘んじている。

 同3省はそれぞれ所管する下水道(国交省)、農業集落排水施設など(農水省)、合併処理浄化槽など(環境省)の汚水処理施設の普及状況を合同で調査し、人口で表した統一的な指標である汚水処理人口普及率を毎年公表。

 28年度末現在の汚水処理施設の処理人口は、全国計で1億1,531万4,000人。これを総人口(1億2,754万人)に対する割合でみた汚水処理人口普及率は、前年度末現在を0.5ポイント上回る90.4%で、8年の調査開始以来初めて90%を超えた。

 反面、未だに約1,200万人が汚水処理施設を利用できない状況にあり、とりわけ人口5万人未満の市町村の同普及率は78.3%(前年度77.5%)と、80%にも達していない。

 本県の同普及率は、前年度から0.7ポイント上昇して86.1%となった。とはいえ、全国平均を4.3ポイント下回り、47都道府県中25位に。東北6県の最高は山形の91.2%で、以下、宮城の90.6%、本県の86.1%、福島の81.8%(震災の影響で相馬市など10市町村で調査不能)、岩手の79.8%、青森の78.1%と続いた。全国最高は東京の99.8%で、最低は徳島の58.9%。

 県内各市町村(25市町村)の28年度末現在と27年度末現在の汚水処理人口普及率は下表のとおりだが、うち秋田北地方は大館市が80.2%、鹿角市が62%、北秋田市が81.8%、小坂町が79.1%、上小阿仁村が97%。

 同5市町村の平均は前年度の79.4%から80%へと0.6ポイント上昇したものの、全国平均を10.4ポイント、県平均を6.1ポイントそれぞれ下回った。上小阿仁村が県内8番目に高い一方、鹿角市が62%と最低を抜け出せずにいる。 (午前零時)

28年度末現在(左)と27年度末現在の
県内市町村別汚水処理人口普及率

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