2017年7月31日付
実証実験に向け始動へ
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道の駅かみこあに(写真左)と乗用車タイプの自動運転車両(ヤマハ製)
上小阿仁村で自動運転サービス 

8月2日に協議会設置

 自動運転サービスの実証実験を行う道の駅に、国土交通省が上小阿仁村の道の駅かみこあにを選定したのに伴い、同省は8月2日に初の「地域実験協議会」を秋田市で開く。県内で唯一、同村は全人口の2人に1人以上が65歳以上の"超高齢化村"。運転免許証を所有せず移動が困難なお年寄りも少なくない中、自動運転車両がどのような効果を生むのか、実証実験の動向が注目される。

 同省はさる4月、中山間地域での道の駅を拠点とする自動運転サービスに向けて9月をめどに技術的な検証を開始することにし、道の駅かみこあにを含む全国5カ所の道の駅を実証実験のための道の駅に選定。さらに、追加選定に向けて公募した結果、全国26カ所の道の駅所在自治体が応募し、同省は31日、新たに8カ所の選定を公表した。

 県の28年度調査結果によると、上小阿仁村の高齢化率は52.4%(28年7月1日現在)にのぼり、県内25市町村中、65歳以上が人口の2人に1人を超える"超高齢化"の村。このため同省は、高齢者を中心とする生活の足の確保や地域活性化に結びつけようと、「地域指定型」として選定した道の駅かみこあにを拠点に自動運転サービス実証実験を実施する。

 自動運転サービスの一例は下図のとおりだが、方向性としては家庭にタブレット端末を配布し、自動運転車両を呼び出す実験を展開。路面に敷設した電磁誘導線を認識するシステムなどを加えることで、線形の悪い中山間地の道路での安全を強化したい考えだ。同省は、乗用車とバスで各2タイプの自動運転車両を企業からの公募によって選定している。

 道の駅かみこあにでの実証実験に向けた第1回地域実験協議会は、8月2日午前11時から秋田市の秋田拠点センター「アルヴェ」で開く。同協議会の委員には、東北大工学部の桑原雅夫教授、県建設部の石川浩司参与兼道路課長、上小阿仁村の小林悦次村長、県警本部交通企画課の湊信課長、自動運転車両として採用されたヤマハモーターパワープロダクツから雄谷誠祐ゴルフカー事業推進部長、東北運輸局自動車技術安全部の保刈芳信技術課長など各関係方面の16人で構成する予定。当日は、同協議会の設置とともに、実証実験の概要と実験車両の説明を経て、今後の実証実験の進め方などを協議する。  (午後6時)

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