2017年7月13日付

夏空に響く大太鼓の音は祭典ならではの醍醐味
今年もドド〜ン!と

北秋田市の綴子神社祭典

下町当番であす開幕

 北秋田市の土産総鎮守八幡宮綴子神社祭典は、宵祭りが14日、本祭りが15日に行われる。今年は下町が当番となり、巨大な太鼓の音を夏空に響かせる。

 約1,300年前に創建された同神社は、東北最古の八幡宮として知られ、平安時代の古書文献を所蔵。また、大太鼓祭、獅子踊の行事も弘長二年(西暦1262年)に始まったと伝えられる伝統行事で、昭和54年に国の無形民俗文化財の指定を受けた。特に大太鼓は「徳川方」の上町と「豊臣方」の下町が、江戸時代から大きさを張り合ってきた。

 昭和50年代からの"競い合い"の足跡をみると、51年に下町が直径3メートル44センチの大太鼓を完成。54年には上町が新太鼓の製作に踏み切ったが、その時は下町を11センチ下回る3メートル33センチにとどまった。

 一方の下町は、記録を更新すべく61年に3メートル71センチを製作し、平成元年に「世界一の大太鼓」として「ギネスブック」の認定を受けた。上町は満を持して平成4年、直径が下町を9センチ上回る3メートル80センチ、胴の長さ4メートル52センチ、重さ3.5トンの「新世界一大太鼓」を完成させたが、一枚皮による仕上げではないため、ギネス認定記録は下町が保持したままとなっている。

 今年の祭典は、下町が当番。14日は午前9時から午後4時まで綴子地区内を神輿(みこし)が巡り、午後7時からの宵宮祭に続き、同8時から神社境内で下町奉納行事。

 15日は午前11時からの例祭神事や湯立神事(作占い)、出陣行列を経て、正午から同奉納行事。同奉納行事では、獅子踊や奴踊など演舞を繰り広げる。当日は、神職による雅楽奉納も。