2017年6月27日付
28年は全国最高

本県の通院者率 

2人に1人近くが医療機関に

 人口1,000人に対する通院者の割合を表す本県の通院者率は、全国で最も高くなっている。厚生労働省が27日公表した 28年国民生活基礎調査の概況で示されたもの。通院者率は全国平均が約390なのに対して本県は約450にのぼり、県民の2人に1人近くが病気やケガなどで医療機関に通った計算だ。

 保健や医療、福祉、年金、所得など国民生活の基礎的事項を把握し、厚生労働行政の企画や運営に必要な基礎資料を得るのが同調査の目的。昭和61年を皮切りに3年ごとに大規模調査、中間の各年に簡易な調査をそれぞれ実施しており、28年は11回目の大規模調査を行った。ただ、 熊本地震の影響で28年は、熊本県については調査を実施しなかったため、同県分を除いた数値となる。

 各調査項目のうち通院者率の全国平均推移をみると、前々回の大規模調査の22年が370.0(男348.1、女390.4)、前回の25年が378.3(男358.8、女396.3)、そして28年が390.2(男372.5、女406.6)で上昇速度に拍車がかかった。通院者の傷病ワーストは男女とも高血圧症で、28年の通院者率は男が120.0(25年114.0)、女が116.1(同114.6)といずれも上昇。

 男はこれに糖尿病(58.1)、歯の病気(47.4)、眼の病気(42.2)、腰痛症(41.4)などの順、女は眼の病気(59.5)、歯の病気(57.3)、腰痛症(56.6)、高コレステロール血栓などの脂質異常症(56.3)などの順で続く。

 都道府県別の通院者率は下表のとおりだが、このうち本県は22年調査が399.0(男368.9、女426.2)、25年が405.2(男384.0、女423.9)で、ともに岩手県に次いで全国2番目に高かった。

 一方、28年は448.4(男424.2、女470.1)に跳ね上がり、岩手県を3.2ポイント上回って(445.2)全国最高に。また、全国平均を58.2ポイント上回るなど、本県は国民医療費の増大に拍車をかけた状態となっている。 (午後4時半)

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