2017年6月13日付
「組織で進める安全管理」

来月1日から全国安全週間

秋田北地方、労災負傷者数改善せず

 「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へつなげよう安全文化」をスローガンとする本年度の全国安全週間が、7月1日に始まる。今年の秋田北地方(大館労基署管内)は、労災負傷者数が5月末現在で前年比ほぼ横ばい水準の70人余で、6管内中2番目の多さだけに、同週間を機に安全意識高揚への取り組みが一層望まれる。

 全国安全週間は、産業界に自主的な労災防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着が目的。昭和3年に始まり、本年度は90回の節目。毎年7月1日から7日までを本週間、6月1日から同月末までを準備期間としている。

 全国の労働災害は、昨年を含めて2年連続で1,000人を下回ったとみられるものの、休業4日以上の死傷災害は増加する見込み。死亡災害も昨年11月から今年2月まで4カ月連続で前年同月を上回った。基本的な安全管理の取り組みが労働者に徹底されていないのに加え、第3次産業で多店舗展開企業などの傘下の店舗等に安全担当者がおらず、安全活動が低調となっていることなどが悪化の背景にある。こうした状況を踏まえ、本年度は「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へつなげよう安全文化」をスローガンに据えた。

 秋田北地方(5市町村)の労災負傷者数は5月末現在で27年、28年が各71人、29年が72人と、この3年間ほぼ同水準で推移し、改善の兆しがみられない。ただ、27、28年と各1人、死者を出していたのに対し、今年は同現在で皆無に抑えており、年間死者ゼロが期待される。

 週間中は○安全大会等での経営トップによる安全への所信表明を通じた関係者の意志の統一及び安全意識の高揚○安全パトロールによる職場の総点検の実施などを、県内でも推進する。