2017年6月12日付
シイタケ日本一など目指し
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佐竹知事
13日開会の6月県議会控え

知事、補正予算の特徴示す

 佐竹知事は12日、県庁で記者会見に臨み、13日開会の6月定例県議会に提案する補正予算案に伴う特徴的な事業を挙げた。この中で知事は、本県を日本一のシイタケ生産県にする取り組みや、「全国で初めて」という民間宿泊施設の大規模改修への支援などを列挙した。

「有効求人倍率が非常に好調だが、一方で人材不足、労働力不足という面がある」として知事は、これまでの産業政策にプラスして移住定住や少子化対策を含む広義な意味の人口対策について、「今までにない要素を盛り込んだ」と強調。その中で特色のあるものとして、農林水産関係では枝豆に続くシイタケを名実ともに日本一にしていく取り組みを挙げた。「秋田のしいたけ販売三冠王獲得事業」に3億4,975万5,000円。

 観光関係は「だいぶインバウンド(外国人旅行者の誘客)も増えているが、本県は宿泊施設数が東北6県の中で見劣りする」と知事。インバウンドに適した設備、機能を持った宿泊施設が少ないほか、かなり有名な温泉もあるものの、そうした施設も希少な価値を売り物にしてPRするような施設になっていないという。このため、知事は「全国では初めてだと思う」として、民間の宿泊施設の大規模改修への支援に積極姿勢を示した。「地域観光戦略推進宿泊機能整備事業」に7,570万7,000円。

 また、県は東京都の10大学と就職協定を結んでいるが、大学側に情報をこまめに伝えないと秋田の就職情報が学生に伝わらないのが現状。このため、県東京事務所に相談員を置き、東京方面に進学している学生に県内企業の就職情報を提供していく。「首都圏新卒者向け県内就職促進事業」に2,005万6,000円。「これも、他県ではあまりやっていないと思う」と知事。

 さらに、大きな政策目標に掲げる健康寿命日本一に向け、「『あきた健康宣言!』推進事業」に2,075万9,000円を計上。知事は「当初予算を含むと2億4,000万円程度の総予算となっている。初年度のため少し大きな予算だが、継続的にフォローしながら10年ぐらいをかけて何とか成果を出したい」との方向性を示した。 (午後4時半)