2017年6月10日付
普通教室は1%台

県内小中学校の空調設備設置

低い方から全国3番目

 全国の公立小中学校の普通教室への空調(冷房)設備設置は毎年着実に進み、全国平均でほぼ2校に1校に達したのに対し、本県は大きく立ち遅れている。文部科学省が9日公表した本年度の調査結果で示されたもの。県内の設置率は1%台にとどまり、全国で3番目に低い。

 同調査はほぼ3年に1度、幼稚園や特別支援学校を含む全国の公立学校施設を対象に4月1日現在で実施。このうち小中学校の調査結果によると、全国では普通教室が38万8,776室の49.6%を占める19万3,003室で設置を終えた。設置率は前回26年度調査に比べて16.8ポイント上昇し、ほぼ2校に1校で設置した計算だ。

 一方、本県は3,359室中1.8%の60教室で設置したにすぎず、全国平均を47.8ポイント下回った。設置率が全国で最も低いのは北海道の0.3%で、これに岩手県が1.1%で続き、本県は3番目。最も高いのは東京都の99.9%で、2万7,118室中未設置はわずかに2室だけと、本県との著しい差がくっきり。これに香川県の97.7%、福井県の86.5%、群馬県の85.7%、京都府の84%、滋賀県の82.8%などが続く。

 また、普通教室と特別教室の平均設置率は全国が26年度比11.8ポイントアップの41.7%なのに対し、本県は同1.2ポイントアップの6.4%で、北海道の1.9%、青森県の4.5%、岩手県の5.1%に続いて全国で4番目に低い。

 本県は、幼稚園での設置率が全国平均を19ポイント上回る77.3%と手厚い。これに対し、小中学校はもとより高校は22.9%(全国平均49.6%)、特別支援学校は40.5%(同74.5%)と、ともに全国6番目に低いなど全体的に立ち遅れ、夏場を中心に暑い中で授業が進められる本県の教育環境の課題ををあらためて浮き彫りにしている。東北・北海道の小中学校の設置状況は下表のとおり。

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