2017年6月3日付
県がモデル工事実施
 
建設業の担い手確保など狙い
 
秋田北地方、5工事予定

 県技術管理課は2日、今月以降に県が発注する工事について女性技術者登用、完全週休二日制、ICT活用の計3種類のモデル工事を実施する、と発表した。このうち秋田北地方関係は、5工事を予定。

 87年ぶりに県人口が100万人を割り込むなど深刻の度を増す人口減少問題と相まって、建設労働者の高齢化と新規入職者の減少による次世代の担い手不足も顕在化、深刻化し、本県建設業は将来の存続が危惧されている。こうした背景を受け、建設業の担い手確保や育成のための取り組みの一環として各モデル工事を実施することにしたもの。

 うち女性技術者登用モデル工事は、建設業への女性の入職促進や就労継続に向けた環境整備の推進を図るのが狙い。入札参加資格要件として監理技術者や主任技術者、現場代理人または担当技術者のいずれかが女性であることとした。4件の発注を予定しており、秋田北地方関係は北秋田地域振興局管内で地方道路交付金工事(道路改良と土工一式)を今月公告。

 また、完全週休二日制モデル工事は建設現場での若手入職と定着の促進を図り、建設産業の担い手を確保、育成するのが狙い。11件の発注を予定しており、秋田北地方関係は北秋田同管内で県単河川改良工事(掘削工、築堤盛土工各一式)と地方道路等整備工事(制震ダンパー、支承取替各一式)を今月、鹿角同で同河川改良工事(護岸補修一式)を7月にそれぞれ公告。

 さらに、ICT(情報処理や通信に関連する技術、産業、設備、サービスなどの総称)を活用するモデル工事は、建設現場での生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指す新しい取り組みに位置づけで実施する。4件の発注を予定しており、秋田北地方関係は北秋田同管内で地方道路交付金工事(路体盛土工を2万7,000立方メートル、排水構造物工各一式)を今月公告。

 モデル工事はいずれも請負対応額4,000万円以上の工事を対象とし、工事現場にモデル工事であることを標示するとともに、今後の普及、推進に向けた課題抽出などのアンケート調査を行う方針だ。 (午前零時)