2017年6月3日付
2年連続全国最悪

本県、自殺による死亡率

28年人口動態統計

 本県の自殺による死亡率は、2年連続で全国最悪だった。厚生労働省が2日公表した28年人口動態統計(概数)で示されたもの。自殺率は7年連続で改善したが、全国ワーストの汚名を返上するには至らなった。また、本県のがん死亡率は20年連続全国最悪。

 28年の県内自殺者数は、前年比22人減の240人。7年連続で減少し、5年連続で300人を下回った。20年以降の県内の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)推移をみると、20年が37.1、21年が38.1、22年が33.1、23年が32.3、24年が27.6、25年が26.5、26年が26.0、27年が25.7、そして28年は23.8となり、7年連続で改善した。

 ちなみに、26年は東日本大震災被災県の岩手県が前年比0.2ポイント悪化して26.6に。対する本県は0.5ポイント改善したことで岩手県が全国ワーストとなり、本県は20年ぶりに「全国一の自殺県」の汚名を返上。

 しかし、27年は岩手県が3.3ポイント改善して23.3となり、改善水準が岩手県より緩い本県の自殺率は再び全国最悪。さらに、28年は本県の全国最悪は変わらず、以下、岩手の22.8、新潟の21.8、和歌山の21.7、青森の21.0などが続いた。

 一方、本県のがんによる死亡者数は4,241人で、前年に比べて76人増加。人口10万人あたりのがん死亡率は前年の408.3から421.2に悪化し、3年連続で400を超えた。同死亡率は9年以来20年連続の全国ワーストで、全国平均を123.0ポイント上回った。

 本県の婚姻件数は3,510組で、減少数は前年の229組から103組に縮小。人口1,000人あたりの婚姻率は2年連続3.5で、12年以来17年連続で全国最下位に甘んじ、全国平均を1.5ポイント下回った。

 離婚件数は、同141組減の1,393組。同離婚率は前年の1.50から1.38に改善し、山形と並んで新潟、富山の各1.31に続いて全国3番目に低いほか、全国平均を0.35ポイント下回った。

 出生数は、同195人減の5,666人。人口1,000人あたりの出生率は5.6で、同0.1ポイント落ち込んだ。7年以来22年連続の全国最低で、全国平均を2.2ポイント下回った。  (午前零時)