2017年5月29日付
昨年は300件割り込む

県内のエイズ相談

6月1日からHIV検査普及週間

 6月1日〜7日はHIV検査普及週間。「だから受けよう!エイズ検査〜あなたと大切な人を守るために〜」をキャッチフレーズに県内でも同週間中、各保健所が街頭キャンペーンやエイズ相談・検査を実施する。県内での相談件数は減少傾向にあり、昨年は300件を割り込んだだけに、積極的な相談が望まれる。

 エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって引き起こされるさまざまな病気の総称。HIVに感染すると、初期(感染後数週間)に風邪のような症状が一時的に現れることもあるが、その後は自覚症状に乏しいため、感染に気付かないまま経過。数年〜10数年後に突然エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症し、免疫力の低下から通常なら問題にならないような感染症にかかりやすくなり、命に関わる場合も。

 また、HIVに感染すると現治療法では体内にいるウイルスを完全に取り除くことはできないものの、「多剤併用療法」という投薬治療でウイルスの増殖を抑えることが可能。このため、きちんと薬を服用することでエイズの発症を遅らせることができ、入院することなく定期的な通院で済む。「HIV感染に不安のある人は検査を受け、早期発見・早期治療をすることが大変重要」と、県は検査の必要性をアピール。

 厚労省エイズ動向委員会が公表した県内の最新状況によると、県内在住のHIV感染者は8人、エイズ患者は11人。一方、県内の保健所などでの相談件数は26年が341人、27年が313人、28年が249人と減少傾向にあり、昨年は300人を大きく割り込んだ。6月1日から7日までのHIV検査普及週間の機会をとらえて県内の保健所で受け付ける相談・検査の日程は下表のとおり。


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