2017年5月23日付
自然減を社会増で補えず

県人口、4月中に192人減少

100万人割れ後もさらに

 県人口が3月に87年ぶりに100万人を割り込んだ中、県調査統計課が23日公表した4月中の動きを示す今月1日現在の「人口と世帯」によると、人口は同月中に192人減少した。6カ月ぶりに社会増にこぎつけたものの、社会増を自然減が上回ったため、人口減少に歯止めをかけることができなかった。

 県の人口と世帯数は27年国勢調査の確定値を基礎に、毎月の住民基本台帳などの登録増減数を加減して算出。ただし、県内市町村間の移動者数を含んでいないため、各市町村が広報などに掲載している人口の総計(市郡計)と一致しないほか、届け出に時間的なずれなどがあるため、各市町村が把握している転入者数、転出者数とも開きがある。

 今月1日現在の県人口は男性46万9,444人、女性53万人の計99万9,444人で、前月に比べて192人、0.02%減少した。例年3月は、高卒者の進学や大卒者の就職を主因に県内の若者が一気に県外に流出し、1年で社会減が最も著しい月。これにより、前月は過去1年間で最多の4,674人減少し、87年ぶりに100万人を割り込んだ。

 一方、4月は県出身の大卒者の県内就職、転勤に伴う転入などを背景に、社会増が見込める月。今年は、4月中に1,787人が県外へ転出したのに対し、2,456人が県内に転入したため、669人の社会増となった。社会増は、前年10月(11月1日現在)の18人以来、6カ月ぶり。600人以上の社会増は前年4月(5月1日現在)以来1年ぶりだが、それとの比較では増加数が56人縮小した。

 自然動態は、4月中に427人生まれたのに対して約3倍の1,288人亡くなったため、861人の自然減に。県内でも少子高齢化が進む中、自然減を社会増で補えなかった形だ。このほか、世帯数は前月比1,607世帯増の38万9,259世帯で、増加数は前年同月から51世帯拡大。転入による増加もさることながら、核家族化の進行も背景にあるため、人口が減少する中での世帯数増は必ずしもプラス材料とはいえない。

 秋田北地方の1日現在人口は14万3,060人で、前月比減少数は前月の846人から74人に縮小した。大館市が県内3番目に多い49人の増加にこぎつけた反面、北秋田市が同4番目に多い62人の減少となった。同地方の世帯数は5万4,832世帯で、前月の136世帯減から168世帯の増加に転じた。同地方の市町村別人口と世帯数は下表のとおり。(午前10時)     

前の関係記事

秋田北地方の29年5月1日現在の人口と世帯数
市町村 人口計 前月比 世帯数計 前月比
大館市 72,472人 49人増 28,284世帯 141世帯増
鹿角市 31,051人 35人減 11,394世帯 30世帯増
北秋田市 32,154人 62人減 12,162世帯 20世帯増
小坂町 5,124人 23人減 2,094世帯 22世帯減
上小阿仁村 2,259人 3人減 898世帯 1世帯減
合計 143,060人 74人減 54,832世帯 168世帯増
BANNER.JPG - 3,827BYTES