2017年5月11日付
4月は4件、2億700万円

県内の倒産規模

件数、東北2番目に多く

 東京商工リサーチは11日、4月の全国企業倒産状況を公表した。本県は倒産件数、負債総額とも前年同月比横ばいに近い水準だが、件数は東北で2番目に多かった。

 4月の倒産件数(負債額1,000万円以上)は全国で680件、負債総額は1,040億6,000万円。件数は前年同月に比べて2.1%、15件減少し、2カ月ぶりに前年を下回った。前月が3カ月ぶりの増加に転じて推移が注目されたが、4月としては平成2年の526件以来27年ぶりの低水準にとどまり、依然として企業倒産は抑制された状況が続いている。

 金融機関が中小企業の債務返済を繰り延べる「リスケジュール」要請に応じていることや、国内景気の緩やかな拡大を背景に、経営改善がみられる企業への貸出増なども影響したもよう。ただ、前年同月比減少率は前年5月以降の最近1年間では最も低率で、倒産減少のピッチが鈍くなっていることをうかがわせた。

 負債総額は前年同月比0.6%、7億1,600万円増で、3カ月ぶりに前年を上回った。負債10億円以上の大型倒産が20件(前年同月比25%増)で2カ月連続で前年を上回ったものの、同100億円以上の大型倒産は2カ月ぶりに皆無。

 県内の倒産件数は、同1件増の4件と横ばいに近い水準ながら、東北6県の中では青森の5件に次いで多かった。また、負債総額は2億700万円で、前年同月比200万円増と、件数と同様にほぼ横ばい水準。東北では岩手の9,800万円、山形の1億円に続いて少ない方から3番目だった。