2017年5月10日付
本県は東北最大の落ち込み
 
震災後の貨物出荷量
 
物流センサスで明らかに

 東日本大震災後の東北は貨物の出荷量が10%近く増加したのに対し、本県は東北6県の中で最大の落ち込みとなった。国土交通省が9日公表した第10回全国貨物流動調査(物流センサス)の結果をもとに、同省東北運輸局がまとめた東北の物流現況で示されたもの。

 同調査は昭和45年以来5年ごとに実施しており、今回結果を公表した2015年(27年)10月調査が震災後初の調査。結果によると、2010年(22年)調査から2015年調査の間で全国平均では年間出荷量が2.4%減少した中、震災前の減少傾向から一転、震災後の東北は9%増加した。砂や砂利など復興関連物資の鉱産品や金属機械工業品の増加が、東北全体の出荷量を引き上げた。

 東北全体と各県の年間出荷量推移は下表のとおりだが、2010年の前回調査との比較では、震災県の福島が22%増加したほか、岩手が18%、宮城が9%、青森が2%の伸びに。一方、本県は10%、山形は5%それぞれ落ち込んだ。

 このほか、2015年の東北発着の輸送機関別の輸送量は自動車輸送の割合が最も大きく、発貨物が94.1%、着貨物が90.3%の高比率にのぼり、全国平均(85%)を上回った。   (午前零時)  

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