2017年4月30日付
ツツガムシ病の多発期へ

刺されると恐いツツガムシ
県など関係機関

注意を喚起

 県内は、ツツガムシ病の多発期を迎えようとしている。昨年は年間をとおしての患者数がわずかに3人と著しく少なかったものの、例年5月、6月に多発期に突入するため、県など関係機関は田畑や山林などに入る際は予防策を取るよう呼びかけている。

 ツツガムシ病は、ツツガムシ病リケッチアという病原体を持つ特別なツツガムシの幼虫に取りつかれ、体内に病原体が入ることで発病する感染症の一つ。ツツガムシはダニの一種で、大きさは0.2ミリ程度。刺されるとひどい頭痛とともにどことなく重症感があり、高熱やいろいろな形の発疹もあるが、刺し口の黒いカサブタが発見の決め手となる。日本では、春と秋にツツガムシ病患者の発生がほぼ全国的にみられ、中でも本県は有数の多発地帯。

 県が作成した18年から27年までの過去10年間の県内の届け出患者数推移は下表のとおりだが、最も多かったのは18年の41人。一方、昨年は4月28日に能代管内の70代の女性、5月9日に大館管内の60代の女性、7月21日に能代管内の60代の女性が罹(り)患した届け出がそれぞれあり、年計で例年より著しく少ない3人にとどまった。

 ツツガムシに吸着されてから症状が現れるまでの期間は、1週間から10日ほど。ツツガムシは人に付着してもすぐに吸着せず、しばらくは体表を這い回っているため、体内に病原体が入り込むまで10時間近くかかるといわれる。

 予防策として県は〇野山に出かける際は素肌を出さない〇野山から帰宅した際は早めに着替えを〇着替えた衣服は室内に持ち込まず、すぐに洗濯を〇野山から帰宅した際は早めに入浴して入念に体を洗う、などを呼びかけている。 (午前零時)

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