2017年4月26日付
低水準で推移

本県の大学発ベンチャー数

28年度調査で7社

 大学発のベンチャー企業数が全国で過去最多にのぼる中、県内は10社未満で推移し、47都道府県中低ランクにとどまっている。経済産業省が26日公表した28年度⼤学発ベンチャー調査結果で示されたもの。

 大学発ベンチャーは、⼤学で達成された研究成果に基づく特許や新たな技術・ビジネス⼿法を事業化する⽬的で新規に設⽴されたベンチャー、⼤学と深い関連のある学⽣ベンチャー、創業者の持つ技術やノウハウを事業化するために設立5年以内に⼤学と協同研究等を⾏ったベンチャーなどに分類される。

 28年度調査で存在が確認された⼤学発ベンチャーは全国で1,852社を数え、前年度に比べて78社、4.4%増加した。7年度に全国で100社を超えた同ベンチャーは毎年着実に増加し、20年度には1,807社に。以降はじり貧傾向をたどり、26年度は1,749社、27年度は1,773社と1,800社台を回復できずにいたが、28年度は再び1,800社を超えて過去最多にのぼった。

 とはいえ、黒字を確保した同ベンチャーの割合は前年度(55.6%)とほぼ同水準の55.7%にとどまり、28年度調査で新たに把握できた247社中、28年度に新設されたのが58社だったのに対し、27年度調査後に169社が姿を消すなど厳しい現状を浮き彫りにした。

 県内には秋田大、県立大、国際教養大、秋田公立美術大、ノースアジア大、日本赤十字秋田看護大、秋田看護福祉大の7大学がある。一方、県内の大学発ベンチャー数は26年度、27年度が各6社、28年度が7社といずれも10社未満で横ばい水準。47都道府県中、本県は26年度が38位タイ、27年度が40位タイ、28年度が38位タイと、低ランクから脱け出せないのが実情だ。

 全国最多は東京都の506社で初めて500社を突破し、2位の大阪府(122社)、3位の京都府(114社)を大きく引き離している。東北最多は宮城県の57社で、全国8位。  (午後4時半)