2017年4月22日付
4年連続の増加
 
大館能代空港の貨物取扱量

犬の無対面販売野放し状態

 大館能代空港(東京便・1日2往復)の年度貨物取扱量は、4年連続で増加した。県の同空港管理事務所がまとめた3月実績に基づく28年度の積算で示されたもの。うち犬の発送は、対面販売を義務づけているにもかかわらず依然として販売犬を空輸する違法行為が横行し、28年度は重量にして2.6トン余の犬が同空港から羽田に空輸された。

 同空港の過去10年間の貨物取扱量は下表のとおりだが、このうち28年度は前年度比2,110キロ、3.2%増の6万7,642キロ。同10年間で最も少ないのは唯一5万キロを割り込んだ24年度の4万6,919キロで、25年度以降4年連続で回復基調にあった。とはいえ、28年度は最後の10万キロ以上だった19年度の11万9,793キロの56%どまり。

 改正動物愛護管理法の施行に伴い、25年9月1日から対面販売が義務づけられている。しかし、「違法販売。みんなでやれば恐くない」とばかりに、ほぼ毎日のように犬の販売業者などが同空港に犬を持ち込んで空輸。28年度の犬発送量は2,659キロにのぼり、前年度(2,704キロ)とほぼ同水準だった。

 月別発送量は〇4月=142キロ(前年同月比16キロ増)〇5月=247キロ(同88キロ減)〇6月=174キロ(同126キロ減)〇7月=290キロ(同35キロ減)〇8月=107キロ(同98キロ減)〇9月=347キロ(同127キロ増)〇10月=261キロ(同48キロ増)〇11月=211キロ(同3キロ増)〇12月=249キロ(同14キロ減)〇1月=228キロ(同11キロ増)〇2月=185キロ(同47キロ増)〇3月=219キロ(同6キロ減)。

 チワワなどの小型犬や子犬の場合は1度に複数持ち込む業者もみられ、県内監督機関の県動物管理センターが空港に立ち入り調査を行っていないことなども背景に、無対面販売の違法行為が野放し状態となっている。        大館能代空港の前の関係記事

過去10年間の貨物取扱量
19年度 11万9,793キロ 20年度 9万4,020キロ 21年度 5万2,180キロ 22年度 6万3,504キロ 23年度 6万554キロ
24年度 4万6,919キロ 25年度 5万5,332キロ 26年度 6万3,105キロ 27年度 6万5,532キロ 28年度 6万7,642キロ