2017年4月21日付
87年ぶり100万人割れ

1日現在、県人口99万9,636人

歴史的転換点迎える

 県人口がついに100万人を割り込んだ。県調査統計課が21日公表した3月中の動きを示す今月1日現在の「人口と世帯」で示されたもの。同現在の県人口は99万9,636人。昭和5年以来87年ぶりの100万人割れという歴史的転換点を迎え、よりスピード感を持った人口減少対策が県や市町村に求められる。

 県の人口と世帯数は27年国勢調査の確定値を基礎に、毎月の住民基本台帳などの登録増減数を加減して算出。ただし、県内市町村間の移動者数を含んでいないため、各市町村が広報などに掲載している人口の総計(市郡計)と一致しないほか、届け出に時間的なずれなどがあるため、各市町村が把握している転入者数、転出者数とも開きがある。

 例年3月は、高卒者の進学や大卒者の就職を主因に県内の若者が一気に県外に流出し、1年で社会減が最も著しい月。今月1日現在の県人口は男性46万9,379人、女性53万257人の計99万9,636人で、昭和5年の98万7,736人(男49万5,009人、女49万2,697人)=国勢調査結果=以来87年ぶりに100万人を割り込んだ。前月比では4,674人、0.47%減少し、減少数は前年同月より113人拡大。

 動態別内訳は、3月中に444人生まれたのに対して1,369人亡くなったため、925人の自然減。また、県内に2,291人転入したのに対して6,040人が県外に転出したため3,749人の社会減。うち社会減は、前年同月よりわずか42人ながら縮小した。

 県人口のピークは昭和31年の134万9,936人(男66万584人、女68万9,352人)=10月1日現在=で、その後減少の一途をたどったものの、同49年に緩やかな増加に転じ、同56年までの8年間、増加が続いた。しかし同57年以降は一貫して減少し、今回の100万人割れという歴史的転換点に至った。東北6県の中で100万人割れは、本県が戦後初。このほか、県内の世帯数は前月比588世帯減の38万7,652世帯で、減少数は前年同月を96世帯上回った。

 佐竹知事は「自然減も進んでいく中で、人口減少に歯止めをかけることは今後もできない」とする一方、本年度を「オール県庁で全速前進」の年に位置づけ、人口減少対策を中心に全速力で一定の成果を出すとの決意を示している。同課が作成した前年4月1日以降の人口減少推移は下表のとおり。   (第1速報:午前10時、第2速報:午前10時5分)

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