2017年3月24日付
50万羽割れ寸前

県内の28年比内地鶏生産羽数

最大生産地の大館、2万羽減

 県内の比内地鶏生産農家は100戸割れが近づき、生産羽数は50万羽割れ寸前となるなど、生産低迷が深刻化している。23日に秋田市の秋田ビューホテルで開かれた県比内地鶏ブランド認証推進協議会の本年度通常総会で、県は28年飼養動向を報告した。同1戸あたりの生産羽数は、3年ぶりに5,000羽を下回った。

 県畜産振興課が作成した17年〜27年の比内地鶏飼養動向の推移は下表のとおりだが、22年に140戸、24年に130戸、26年に120戸をそれぞれ割り込んだ県内の比内地鶏生産農家は、28年には前年比6戸、5.4%減の106戸に。8年連続で減少し、高齢化や厳しさを増す産地間競争などを背景に100戸割れが近づいている。

 生産農家が最も多いのは大館市の35戸(前年比1戸減)で、以下、北秋田市の20戸(前年と同数)、能代市の12戸(同3戸減)、三種町の6戸(前年と同数)などが続く。

 また、18年から20年まで70万羽台で推移した生産羽数は、21年には60万羽を割り込み、以降50万羽台で推移。28年は前年比6万1,000羽、10.7%減の51万羽と、かろうじて50万羽台を維持した。2年連続の減少。これについて同課は「規模の大きい生産者の生産調整が減少の背景にあるが、今年はいくらか緩和されるのではないか」との見方を示している。

 生産羽数が最も多いのは大館市の25万7,000羽(前年比2万羽減)で、以下、北秋田市の11万3,000羽(同6,000羽減)、三種町の3万7,000羽(同)、上小阿仁村の2万3,000羽(同8,000羽減)、能代市の2万1,000羽(同7,000羽減)、由利本荘市の2万羽(同4,000羽減)と、大館市を中心に軒並み大幅に減少した。

 このほか、28年の1戸あたり生産羽数は前年比287羽、5.6%減の4,811羽。5年ぶりに減少に転じ、25年の4,785羽以来3年ぶりに5,000羽を割り込んだ。(午前零時)

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