2017年1月17日付
一部を除きジリ貧

県内小売業の売上高

3カ月先見通しも厳しく

 県産業政策課は16日、昨年11月の県内経済動向調査結果を公表した。各業種のうち小売業は緩やかな落ち込みながら、一部を除いてジリ貧傾向から脱せずにいる。

 製造業は生産額が前年同月に比べて2.7%、受注額が同3.8%それぞれ増加した。海外向け製品に円高などによる影響がみられたものの、医療機器や輸送機械などが前月に続いて好調。しかし、3カ月先の業況見通しDIは2カ月連続のマイナスで、前月のマイナス17.9から同18.1へと横ばいに近い水準ながら落ち込んだ。

 建設業は、完工高が前年同月に比べて36.9%の大幅増となった反面、受注額は同1.5%の緩やかな減少。また、公共工事請負額は同28.7%減少した。前年7月以降は9月に26.1%増加したのを除き、軒並み2ケタの減少。それでも、3カ月先の業況見通しDIは前月のマイナス37.5からプラスマイナス0に改善した。

 小売業の売上高は前年同月比1%の緩やかな減少だが、前年3月以降は4月に1.1%、7月に0.9%増加したのを除いて軒並み1%前後落ち込むなど、ジリ貧傾向にある。同11月の品目別売上高は、一部で好調な動きがみられた身回品が9カ月ぶりに持ち直して6.2%増にこぎつけた一方、冬物商品の動きが鈍かった衣料品が9.6%、飲食料品が1.6%、家電品が0.9%それぞれ落ち込んだ。小売業の3カ月先業況見通しDIは2カ月連続のマイナスで、前月のマイナス30.8から同44.4へと厳しさを増した。

 サービス業の売上高は、前年同月比1.5%の増加。旅館・ホテルが同9.2%減と過去1年間で最大の落ち込みを強いられたものの、建設資材や木材チップなどの取扱量の増加がみられた運輸は同3.8%増で3カ月ぶりに持ち直した。サービス業の3カ月先業況見通しDIは、前月のマイナス35.7から同41.4へと悪化の度を増した。