2016年12月19日付
出没警報制度の創設も
 
ツキノワグマ被害対策
 
県、計画案に意見募集開始

 来年4月1日から34年3月末までの5年間を見据えた第12次県鳥獣保護管理事業計画と県第2種特定鳥獣管理計画(第4次ツキノワグマ、同ニホンカモシカ、同ニホンザル、第1次ニホンジカ、同イノシシ)の各策定に取り組んでいる県は、計画案をまとめ、19日に意見募集を開始した。このうち鹿角市で過去最悪の4人の犠牲者を出したツキノワグマについては、パトロールの強化などとともに出没警報制度の創設を盛り込んだ。

 両計画案の新たな取り組みとしては○休猟区の新規指定を原則行わない○ツキノワグマの新たな被害防止対策を追加○管理が必要な鳥獣としてニホンジカ、イノシシを新たに追加○農林業者が自らの事業地内で行う捕獲規制を緩和、の4点を挙げた。

 このうちツキノワグマについては、今年を含む10年間の人身被害状況推移は下表のとおりだが、今年は鹿角市に集中して4人が死亡したほか、県全体で15人が重軽傷を負った。死者数は過去最悪で、死傷者数は22年の20人とほぼ同水準で同10年間としては2番目に多い。

 こうした異例の状況の中、新計画案では被害防除対策の一環として出没警報制度を創設。クマの出没や事故の発生、ブナやナラの実などの堅果類の豊凶などの状況に応じてクマ出没注意報・警報を発令し、県民にクマの危険度などを正しく伝えて事故を防止する方針だ。

 また、人的被害などへの対応として@パトロールの強化A迅速な入山禁止等の措置B迅速な加害クマへの対応、の3点を挙げた。このうちBについては「人身被害等が発生するおそれがある場合には、市町村における迅速な対応を支援する」とした。

 計画案に対する意見の公募は、19日から来年1月20日(郵送の場合は同日までの消印有効)まで行う。意見、氏名、住所、電話番号を記入の上、郵便(〒010-8570 秋田県秋田市山王4丁目1番1号 秋田県生活環境部 自然保護課 調整・自然環境班)、Fax(018-860-3835)、電子メールのいずれかの方法で提出すること。意見書様式を作成しているが、必要事項(件名、意見、氏名、住所、電話番号)が記載されていれば所定の様式でなくても可。各計画案は次のとおり

第12次秋田県鳥獣保護管理事業計画(案)(900KB)(PDF文書)  

秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第4次ツキノワグマ)(案)(5MB)(PDF文書)

秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第4次ニホンカモシカ)(案)(1744KB)(PDF文書)

秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第4次ニホンザル)(案)(447KB)(PDF文書)

秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第1次ニホンジカ)(案)(330KB)(PDF文書)

秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第1次イノシシ)(案)(395KB)(PDF文書)

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