2016年12月19日付
一気に増加率鈍化

県内建設業の受注額

3カ月先見通し、全業種マイナス

 県産業政策課は19日までに、10月の県内経済動向調査結果をまとめた。各業種のうち建設業の受注額は、前年同月比24%増だった前月から同0.7%に増加率が鈍化し、かろうじて横ばい水準を確保するにとどまった。3カ月先の業況見通しDIは、全業種ともマイナス基調。

 製造業は生産額が前年同月に比べて3.6%、受注額が同3.7%それぞれ増加した。海外向け製品に円高などによる影響がみられたものの、医療機器や輸送機械などが前月に続いて好調。しかし、前月にマイナスに暗転した3カ月先の業況見通しDIは、前月のマイナス3.6から同17.9へと一層厳しさを増した。

 建設業は、完工高が前年同月比21.3%の減少。また、受注額は同0.7%の微増にこぎつけたものの、同24%増だった前月から伸びが一気に鈍化した。公共投資は、2カ月ぶりに前年同月比ダウン。3カ月先の業況見通しDIは2カ月連続の低迷ながら、前月のマイナス43.8から同37.5へと落ち込みの度合いがいくぶん緩和した。

 小売業の売上高は、前年同月比1.8%の緩やかな減少。品目別の売上高は、衣料品が同17.4%と過去1年間で最も大きな増加率を確保した反面、身回品が同4.7%、飲食料品が同1.6%、家電品が同1.1%それぞれ減少した。前月にプラスマイナス0に改善した小売業の3カ月先業況見通しDIはマイナス30.8となり、2カ月ぶりのマイナスに。

 サービス業の売上高は、前年同月に比べて2.2%減少した。一部情報関連サービスの好調などで「その他サービス」が、前月の同13.2%減から同6.5%の増加に転じた。反面、旅館・ホテルが同8.4%、運輸が同2.2%の各減少。サービス業の3カ月先業況見通しDIは、前月のマイナス31.0から同35.7へといくぶん悪化の度を増した。